細々と更新しています
クリスマスイブを含む3連休となる2012年。パーティーピープルな方々は身体が持た ないこと間違い無しでしょうが、小生は家に籠って読書です。というわけで、バス雑誌の 感想という名の年末定番。今回は『年鑑バスラマ2012→2013』についてです。 内容は巻頭特集・本編ともいえる「国内バスカタログ」・歴史編の3本を中心に、巻頭カラ ー頁に国内バスハイライト・巻末に資料編という例年通りの構成となっています。 国内バスハイライト部に内包されるような形で「動き出した新高速乗合バス制度」につい ての紹介記事を掲載しています。これもある意味、2012年のバス業界に影響を与えた トピックスと言えます。 事故を受け、ツアーバスは催行者と運行事業者名の掲出が義務付けられました。 これまで高速乗合バスも高速ツアーバスも一括りに「高速バス」と認識されていた傾向が ありましたので、一般利用者も区別が分かりやすくなったのではないでしょうか。 今年はさらに独立した項目として、「10月31日をもってバス事業を終えた 」井笠鉄道バ スの車両写真や沿線風景をまとめた「102年目の晩秋に消えた井笠鉄道バス」の掲載も あります。 年鑑の「柱」となる国内バスカタログ。新たに販売を開始した「平成27年度燃費基準適 合車」及び「新エコカー減税」に対応したモデルが掲載されています。 社番:A31222.QKG-MP37FK(12年車)。 排出ガス規制記号は低排出ガス認定や重量車燃費基準達成、ハイブリッドの有無など ますます複雑怪奇なものとなりました。さらに2012年導入車は先行して新エコカー減 税に対応した、排ガス記号だけ適合させた車両も登場しています。こうなると型式の判 別は正直お手上げです。 国内バスカタログのフォーマットでヨーロッパのバスを紹介する「海外バスカタログ」は前 年号に引き続き掲載。今号ではシティバスモデルだけでなく、観光用バスモデルも取り上 げています。 歴史編は「東京のボンネットバス終焉の頃に」。1965年頃に撮影した都営バスを中心 とした写真をまとめています。掲載写真は現役車両だけでなく、営業所の片隅で廃車 留置状態のものから廃車体までバラエティに富んでいます。 前年号の感想めいたエントリで、年によって当たり・ハズレがあるように感じるのも『年鑑 バスラマ』の醍醐味と書きました。前年号が小生的にアレな感じだっただけに、今年の年 鑑は良くも悪くも「バスラマ」らしい手堅くまとめた1冊であると感じました。もちろん、あくま でも私感ですのでご注意を。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、画像の型式は掲載の「ノンステップ バスの全国各地の採用状況」を参照しました。 PR |
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