細々と更新しています
バス雑誌の感想という名の番外編、バスに関する書籍を買ったらブログに書くシリーズ。 今回は8月にぽると出版から刊行された中村弘之著『バスラマアーカイブス02 熊本・ 九州の輝いていたバス達 - 昭和30・40年代に活躍を続けたローカルバスの素顔 - 』に ついてです。 画像は本書の表紙になっている辛島町交差点の現在の様子。撮影位置が異なる上、 そもそも画像を並べるのはおこがましいのですが賑やかしということでご勘弁を。 熊本在住の著者が撮影した熊本を中心とした九州本島7県のバス写真集で、掲載写真 はスナップ的なものから型式写真的なものまで様々。しかし、バスを撮影していた方が そもそも少ない時代に、日常的な風景だけでなく事故現場や解体場の風景、阿蘇山観 光のマウントカー予備車といった非常に珍しいものまで、文字通り「昭和30・40年代に 活躍を続けたローカルバスの素顔」を紹介しています。 ちなみに掲載写真の中には熊本バスで運行中の記念ラッピング車に貼られているもの も含まれています。 今回の写真集は、2010年刊行の『西工の軌跡』内で既に企画・製作中である旨を明ら かにしていましたが、あとがきによれば「足掛け3年かけて形 」にしたとのこと。『年鑑バ スラマ 2008→2009』の歴史編の中で、編集長は「30年以上前、素顔で現役の活躍 をしていたボンネットバスの記録をしている趣味界のパイオニア達には、いつかその記 録の公開を期待したいものである 」と書いていましたから、編集に時間がかかったのも 無理はないのかもしれません。それだけに本書はまさに「アーカイブス」の名にふさわし い、資料的価値の高い1冊となっています。 年1冊ペースというのが残念ですが、次作がどのような内容で発表されるのか楽しみな シリーズです。 なお、本文中の「斜字 」部分は引用部分になります。
8月に徳島へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「徳島で見たバス2012」。
予告していたネタを割と早く更新していきます。徳島を訪れたのは昨年も8月以来です からちょうど1年ぶり。30も半ばを過ぎると行動パターンが硬直的になります。 さて、「徳島で見たバス2012」第1回目の更新は、記録出来た徳島市交通局在籍の 循環バス専用車両画像を並べていきます。徳島市交通局では2011年10月の路線再 編で複数路線を統合した東部循環・南部循環・川内循環(徳島バスへ委託)を新設しま した。これまで運行していた循環バスは中央循環と名称を改め、各路線異なる帯色の 専用車により運行しています。 なお、ノンステップバスの型式は『年鑑バスラマ』・『バスラマインターナショナル』各号掲載 の「ノンステップバス導入一覧表」を参照しています。また、年式は判明したものについての み記しています。 <中央循環> 局番:H.506.KL-HU2PMEE(00年車)。 局番:H.507.KL-HU2PMEE(00年車)。 まずはピンク色帯の中央循環専用車。名称を改めただけですので、特に変更された所は 無い模様。画像は2台在籍するBRCノンステップ車で、どちらも中央循環専用車となって います。上下の画像で車両が異なり失礼。 局番:I.58.PA-LR234J1(06年車)。 中央循環は中型車も運用中。いすゞエルガミオのノンステップ車は徳島市交通局で結構 な台数在籍しています。
昨年から熊本を中心に九州へ出かけることが多い小生。7月末に熊本から足を延ばし、
2009年以来となる宮崎へ出かけました。幸い天気に恵まれ、ある程度の枚数を記録 出来たことから、「宮崎交通のバス2012」と題したバス画像のよせ集めシリーズをスタ ートしていきます。 今回のその1では高速車や貸切車など、いわゆる観光型ボディの車両を熊本で記録し た再掲画像を含め並べていきます。 なお、型式・年式は「宮崎交通所有車両全データ」『バスマガジン16号』(2006), 三推社/講談社を参照しました。前々回の更新で感想めいたものを書いた号ですね。 宮崎22か797.P-RU638BB(88年車)。 今回記録出来た観光型車で最も古い登録番号だった日野ブルーリボン。側面固定ガラス +スイング扉の仕様から高速車として登場した車両と思いきや、型式を参照したバスマガ ジンによれば貸切車だったとのこと。現在は路線に転用され、正面の行灯部はLEDの行 先表示を設置しています。この日は都城にある「ボートピア高城」へのファン送迎バス運用 に入っていました。 宮崎22か800.P-RU638BB(88年車)。 こちらの日野ブルーリボンは側面T字窓+スイング扉仕様で、宮崎交通では一般的な貸 切車仕様。こちらも現在は路線に転用となっています。
ビィー・トランセグループの平和交通は2010年に、バス乗車時に各国の言葉で挨拶
をして24種類のシールを集める「チャレンジ!シールラリー24」というイベントを開催し ていました。昨年は残念ながら行われませんでしたが、今年は「きみもチャレンジ!シ ールラリー」として復活。乗務員の方に挨拶をしてシールを集めるというコンセプトに変 わりはありませんが、今年は単純に「シールをください!」でOKの模様。「ハロー!シー ルください」と、自意識過剰からこっぱずかしさを感じて言いたくても言えなかった内気 なボーイズ&ガールズ達も、これならの集めることが出来ますね←なんだそれ。 なお、配布されるシールは2010年と同デザインとなっています。 ちなみに小生は今年も2枚集めたところで断念しております。
忘れたころに更新する「バス雑誌感想アーカイブス」。
雑誌や書籍刊行時点でのバスに関する話題や取り巻く状況・環境を知ることで現在が 見えてくる!という建前(小生の勝手な思い込み)のもと、夏休みの読書感想文的戯言 集です。今回は、2006年3月に発行された『バスマガジン 16号』です。 なお、本文中のデータ等記述内容は刊行時点でのものとなります。「斜字 」部分は同誌 からの引用部分で、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しました。 巻頭特集は「歴代日野・セレガのすべて」。バスマガジンお得意の歴代モデルを紹介す る特集で、今回は日野セレガを取り上げています。 観光車のブルーリボンを大幅にモデルチェンジし1990年に登場したセレガ。セレガの 名前の由来は「セクシー&エレガント 」の造語で、現在からすると少々痛い感。ドラマチ ックメディア『セレガ』のカタログキャッチコピーを含め、これが90年代初頭のバブル景気 真っ只中の空気感というやつなんでしょう。 さて、販売当初のセレガのU規制車では、「スーパーハイデッカーの「セレガGシリーズ」、 ハイデッカーの「セレガFシリーズ」 」と、「用途に合わせた様々なバリエーションを展開 」。 札幌22か1691. セレガGシリーズは「ブルーリボン時代のグランデッカー、グランシアター、グランジェット の名称を踏襲 」しており、セレガGTは「シアタータイプの傾斜床・傾斜窓 」を装備していま す。画像はエルム観光のセレガGTで、2010年5月に記録したものの再掲。 社番:H-275. ハイデッカーのセレガFシリーズは車高によりFD・FS・FMの3種類を展開し、それぞれ に車長約12mサイズ・11.5mサイズ・10.5mサイズを揃えていました。画像は徳島 バスに在籍する10.5mサイズのセレガFSで2012年8月に記録したもの。 札幌200か2690. セレガFMは最も車高の低いグレードで、ホイールアーチの樹脂パーツが外観の特徴。 仕様的には結構豪華な送迎車という感じで、事業用ナンバーの車両はそれほど多くあり ませんでした。KC規制車対応時にモデル廃止となり、このグレードは観光顔の路線シャ ーシに推移したような形になりました。画像は夕張鉄道在籍車両で、2012年5月に記録 したものの再掲。 佐賀200か176. 9mサイズのセレガFCもセレガFシリーズの1モデル。初期モデルでは画像のように、 ホイールアーチにFM同様の樹脂パーツを使用しているものもありました。画像は昭和 自動車在籍車両で2012年5月に記録。 特集ではKL規制車のセレガR、そして2005年に大々的にモデルチェンジした新型セレ ガのバリエーションも細かく紹介。今号があればセレガについて一通り見分けが出来る という1冊となっています。 続いての特集は「読者が選ぶ・・・『全国乗合バス100選』大募集 その前に関東運輸局 企画の関東乗合バス100選を紹介しよう」と随分長いタイトル。バスマガジンが新たに 募集する『全国路線バス100選』の参考として、2003年に制定された「関東乗合バス 100選」路線を紹介しようという内容となっています。 「去りゆくモノコックボディ最後の輝きを追う ネオクラシックバス」第3弾では草軽交通の K-RC701Pや長電バスのリフト付きK-RC301改のほか、新常磐交通に在籍する いすゞ車などを取り上げています。残念ながら長電バスのK-RC301改は既に廃車 が決定しているということで、「今号発売日の3月27日にはすでに車庫からも姿を消し てしまっていることだろう 」とのこと。特徴的な車両がまた1台姿を消してしまいました。 |
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野球や乗り物の思い出など
ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
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