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4月から消費税が5%から8%に上がるということで、最後のまとめ買いセールが開催中の今日この頃。拙ブログもまとめて更新出来れば良いのですが、先立つネタと更新する時間がありません。4月以降は賃下げ確定ということで、モチベーションはだだ下がりです。というわけで、毎月恒例バス雑誌の感想と題した物価に反比例。奇数月はバスマガこと『バスマガジン 64号』です。

今号も「バスマガジン創刊10周年記念企画」を冠した特集が2つ。まず巻頭に掲載されているのが「国産中型バス50年史」。1964年に誕生した日野RM100以降の50年を、「誕生期」・「普及期」・「展開期」・「集約期」の4つに分けて紹介しています。50年の間に各メーカーが発表してきたモデルの趨勢を感じられる力作です。
前号の感想めいたもので、掲載されるであろう中型バスを古参~最新車まで幅広く在籍する中型バス天国な宮崎交通、青ナンバーで現役最古参の中型バスと思われる伊予鉄南予バス在籍の日野RLと勝手に予想しました。



宮崎200か152.2013年3月に記録。
伊予鉄南予バスの日野RLは掲載写真のうちの1枚でしたが、宮崎交通に関しては1ページ割いて車両を紹介。予想は1勝1敗というところでしょうか。

購読層の特性上、掲載写真は路線車中心となっています。せっかくなので文章のみの紹介となっている中型バスを2台ほど。



まずは富士重工6BボディのRM。2008年11月に記録。画像の車両はリベットレスボディとなった1984年以降のタイプ。
  


熊本200あ114.2013年12月に記録。
現在ではマイクロバスのみとなっている7mサイズの貸切車ですが、かつては中型幅のタイプも4メーカーで製造していました。その中でも人気モデルとなったのが、三菱ふそうのMJと日野CH。画像は熊本の麻生交通に在籍する日野CH。
 
巻末掲載の特集は「日本全国 復刻塗装バスオールガイド」。日本全国の事業者で現在運行中の復刻塗装車を紹介しています。気付けば「北は北海道から南は九州まで、実に30以上のさまざまな事業者で続々登場 」しているとのこと。復刻塗装車には周年記念で複数台数登場させたものから「思いがけず復活した 」新京成バスグループのようなものまで様々あることが本特集で知ることが出来ます。



社番:M31301.QKG-MP37FK(13年車)。2013年5月に記録。
小生的になじみのある復刻塗装車といえば、やはり京王電鉄100周年を記念し登場した、「1940年代から90年代に見られた4種類の塗装を施した 」車両。まずは南大沢営業所在籍の2代目ワンロマカラー。
     


社番:A31304.QKG-MP37FK(13年車)。2013年8月に記録。
こちらは京王帝都電鉄誕生時の塗装ですが、今となっては西東京バスの塗装といった感。
本文の説明で「正面社紋下の赤帯と裾の白帯はオリジナル塗装にはなく、参考にした写真の車両に見られた通風口やモールの凹凸を、塗装と勘違いしたのではないかと思われる 」とありますが、裾の白帯は当時の標準デザイン(西東京バスでは白帯省略)ですので少々筆が滑った模様。
 


社番:A31305.QKG-MP37FK(13年車)。2013年6月に記録したものを再掲。
小生的になじみのある復刻塗装といえば、やはりこの「塗装の簡略化のため、黄色と朱色の2色塗りとなった 」旧塗装です。



社番:D31311.QKG-MP37FK(13年車)。2013年6月に記録。
逆になじみが全く無いのがこの初代ワンロマカラー。それもそのはず「1980年に登場した車両にのみ施された 」塗装で、早々に塗り替えられてしまいました。復刻塗装車の方が長く活躍するかもしれません。  



車号:S3390.PKG-KV234L2。2013年2月に記録。
本格的な復刻塗装車が登場したため、今となっては少々残念な復刻といえそうなのが川崎市交通局。側面・後面のみのラッピング広告車で旧塗装を再現しています。この画像では分かりませんが「側面とリアの帯がつながらなくなったりしている 」ところも、残念なポイント。

410









410r1









旭川200か410.2010年5月に記録したものを再掲。
道北バスに在籍する復刻塗装車は事業者サイドによるものではなく、「地元学習塾の全面広告車という異色の経緯で登場 」。その復刻塗装第一号車となったのが、川崎市交通局からのMPエアロスターK移籍車。わざわざバス協テールライトに改造するなど手の込んだ車両でしたが、残念ながら経年で引退したとのこと。

「惜別!希少車が姿を消す エアロノンステップHEV」では、「先行試験車両を含めても営業運転に供されたHEVは6台だけ 」という希少車の全車引退を報じています。


 
浜松200か399.2010年6月に記録。
小生が記録出来たのは遠州鉄道に在籍したこの1台だけ。20年超えの路線車両も在籍する遠州鉄道ですが、実働約10年で引退となりました。
このほか「大阪市交通局 赤バス廃止から1年 その後、路線は?代替バスは?」と題したフォロー記事などが掲載されています。


バス会社潜入レポートは「川崎鶴見臨港バス」。趣味誌で本格的に取り上げられたのは2008年刊行の『バスラマ105号』以来。在籍車両の約半数が入れ替わっています。工業地帯の通勤路線と住宅地の生活路線という2つの顔を持つ川崎鶴見臨港バスの現況を様々なトピックスとあわせ分かりやすく紹介しています。
 


社番:1A268.PJ-LV234L1(05年車)。2013年2月に記録。
在籍車両の半数以上はいすゞ車という川崎鶴見臨港バス。一般乗合車両の低床化は完了し、全車スロープ装備していることから、エルガ顔ばかりとなります。



社番:3H389.PKG-MP35UK改(09年車)。2013年2月に記録。
一般乗合車はエルガ顔ばかりとなっているなか、近年着々と増えているのが三菱ふそう車。10年ほど前は機械式AT車など特異車がひっそりと在籍していただけでしたので大躍進です。日野車の牙城だった浜川崎営業所の顔となる日も遠くないかもしれません。



社番:2H172.2011年10月に記録。
川崎鶴見臨港バスでは「90年代後半より大型路線車の代替の一部に中型車を採用 」し、工場移転などで減少した需要に見合ったダウンサイジングを進めました。画像はそんな頃に登場した日野中型ワンステップ車。「ここ数年では大型車の割合が再び増加傾向にあり、導入車両の大半は大型車に変わっている 」こともあり、既に代替済みとなっています。

連載では、「事業者間移籍車話題の広場」で長野県内に登場した移籍車と元東急コーチのMJノンステップ車を紹介。「昭和の車保存会 活動レポート」は廃車体のサルベージ作業、「終点までのバス散歩」は防長交通の周防油宇を訪ね、「1980年代 思い出のモノコックバスたち」では全国日野お化け方向幕めぐりと題し、日本各地に在籍した大型方向幕車を紹介しています。なお、「Things happened in a year」、「さようならエアロキング」と、記載はありませんが「離島に生きるバスたち」は休載となっています。

次号予告は「バスマガジン創刊10周年記念企画、まだまだ続きます」の煽りがあっての「来年3月でバス事業を廃止する熊本市交通局バス事業のすべて」。



バスマガジンでは恒例となったお名残企画。4月以降の在籍車両リストが楽しみです。あわせて関わりの深い熊本都市バスの現状や在籍車両リストも取り上げられれば最高なんですが。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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