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バスに関する書籍を買ったら、感想めいたものをブログに書くシリーズ。
今回は8月中旬に刊行された『BJハンドブックシリーズS85 九州産交バス』です。

508 
508

熊本200か508.PK-HR7JPAE(06年車)。2014年3月に記録。
九州産交バスはBJハンドブックシリーズで初登場。掲載事業者は九州産交バスおよび地域分社を統合して誕生した産交バス、貸切バス部門を分社した九州産交観光の3社となっています。
 
内容は車両編・歴史編・紀行編という、いつも通りの3部構成で、「終点の構図」は南関上町。紀行編は前々号『西武バス』・前号『京浜急行バス』と同じ方による執筆。新レギュラーに決定ということなんでしょう。「あまくさ乗り放題きっぷの旅」と題した、天草メインの乗り歩きルポです。



本作も、さすがハンドブックシリーズという安定した内容となっています。 九州産交バスを在籍車両リストまでを趣味誌等で掲載したものは、2008年刊行の『バスラマインターナショナル107号』以来。事業エリアは自動車NOx・PM法の対象地域ではありませんので、P規制車・U規制車もまだまだ在籍していますが、新車・移籍車織り交ぜた導入で車両の代替が着実に進んでいることを車両編掲載のリストから見てとれます。そんな九州産交バス及び本作掲載事業者の車両を、小生手持ち画像でいくつか自己満足的に並べていきます。なお、型式・年式は掲載の車両リストを参照しました。

2944
2944

熊本22か2944.U-MP628M(95年車)。2013年2月に記録。
まずは「都市型超低床バス」な三菱ふそうMP。いわゆるワンステップバスとなりますが、販売価額が超高額な「都市型超低床バス」を導入した九州産業交通時代の豪気さを今に伝える1台です。グライドスライドスライドな中扉部にはリフトを装備していましたが、諸事情で撤去され一般乗合車塗装に塗り替えられた経緯を持ちます。いろいろと特殊な造りのため現存しているのか気になってた車両ですが、車両リストに掲載があってひと安心。

506 
506

熊本200か506.PK-HR7JPAC(06年車)。2014年3月に記録。
レア車といえば、導入事例が全国的にもわずかという存在の「いすゞエルガJ」。日野HR10.5mサイズのOEM車で、見た目的に全くレアな感じがしませんが。九州産交バスでは冒頭に並べた日野HRと同時に1台のみ導入、外観差はメーカーロゴの有無くらいでしょうか。 
 
1048

熊本200か1048.KK-RJ1JJHK(02年車)。2014年3月に記録。
ハンドブックシリーズの特長は、「現有車両車種別解説」で移籍車の旧所有事業者を明記していること。これで、いまいち出自が分からない問題は無事解決です。画像の日野RJワンステップ移籍車は長野県川上村で白ナンバーの80条バスで使われていたものと分かりました。それにしても産交はいろんな所のバスを導入しています。

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熊本200か1139.KC-HU3KLCA(00年車)。2014年7月に記録。
いろんなところからといえば、最近の九州産交バス移籍車は低床車にこだわらない模様。まさかの大型前後扉車の導入が続いています。大型前後扉車は画像の神戸市交通局移籍車のほか、大阪市交通局からの移籍車も在籍しています。

1014 
1014

熊本200か1014.KC-LV781R1(00年車)。2013年7月に記録。
移籍車は一般乗合車だけでなく、高速道路を利用しない九州横断バスやあまくさ号などの特急バス向け用の車両も導入しています。そんな特急バス向け移籍車の中からいすゞガーラを何台か。まずは京浜急行バスでリムジンバスとして使われていた移籍車で、九州横断バスの運用をメインにしています。ガーラの特徴とも言える後部の窓は塗りつぶされた模様。

1073

熊本200か1073.KC-LV781R1(01年車)。2014年5月に記録。
同じくスイング扉仕様のガーラは神鉄からの移籍車。こちらも九州横断バスなどをメインにしています。

1076 
1076

熊本200か1076.KC-LV781R1(99年車)。2014年5月に記録。
前扉折戸仕様のこちらの車両は、なんとJRバス東北からの移籍車。融雪剤による腐食は補修してもすぐに痛んでくる印象があるので、先行きが心配。産交バス籍であまくさ号専用車として運用中。

984  
984

熊本200か984.KL-LV781R2(01年車)。2014年3月に記録。
京浜急行バスからはKL規制車のガーラも移籍しています。後面窓は1枚タイプのものを採用。

1127

熊本200か1127.QRG-RU1ASAJ(14年車)。2014年5月に記録。
ちなみに高速車に関しては国内メーカーの新車を導入しています。ガーラつながりで、今年導入した4列シート仕様のガーラハイデッカー。4列シートの高速新車はドル箱路線の「ひのくに号」に配属されます。

2695

熊本22か2695.U-RU2FTAB(92年車)。2014年5月に記録。
高速車に新車、特急バスに移籍車導入によって古参車の代替が進んでします。かつて高速車は路線毎に専用塗装を採用していましたが、「サンライズ号」カラーに統一。いよいよ青十字こと「ひのくに号」カラーが最後の存在となりました。「ひのくに号」カラーと言うものの、既にひのくに号運用から外れており、交通センターで見られるのは「あまくさ号」運用車両のみとなりました。

3207

熊本22か3207.KC-RU3FSCB(98年車)。2014年7月に記録。
姿を消しそうな塗装といえば、このデザイン。かつて九州横断バスを運行していた九州国際観光バスの塗装デザイン。1999年末に九州国際観光バスが廃業した際、車両と運行を九州産交が引継ました。九州国際観光バスの引継車には、気球が飛んだこの塗装デザインの他、フロントに社紋+オレンジと緑帯という車両も在籍していました。掲載の車両リストから、画像の日野セレガFSがいよいよ最後の九州国際観光バス引継車となりました。
 
964 964

熊本200か964.PKG-RU1ESAA(08年車)。2014年5月に記録。
貸切車は新車導入のほか、年式の新しい移籍車も在籍。画像の廉価仕様の日野セレガは日下部観光からの移籍車。

本作により九州産交バスの現有車両リストを手にすることが出来ましたので、拙ブログの該当記事に型式を今後加筆していきます。2014年内に終わるか微妙ですが。

次回刊行はハンドブックシリーズ3度目の登場となる「京王電鉄バス・西東京バス」。

M14403

社番:M11403.2014年9月に記録。
京王電鉄バスグループの近年の話題といえば、10数年間出入禁状態だったいすゞ車が2013年に見事復活したことでしょうか。エルガのハイブリッド車は2014年も継続導入されています。ただ坂道発進に難があるようで、アップダウンの多い南大沢管内では機械式ATのプログラム調整要という感。

A20405

社番:A20405.2014年8月に記録。
西東京バスでは三菱ふそうの一般乗合車が登場。画像は感想めいたものを書くときまでとっておこうと思いますので、ここでは、実はレア車なV8エンジン搭載の日野KVノンステップ車を並べておきます。
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