細々と更新しています
無能サラリーマンの小生ですが、いっちょまえに日本経済新聞なんぞを購読しています。そんな日本経済新聞で最近気になっているのが朝刊掲載の連載小説「禁断のスカルペル」。主人公の女の馬鹿さ加減に朝からイライラしっぱなしです。ご都合すぎなんじゃないの?などと思う時点で、もはや夢中!筆者の思うツボなんでしょう。というわけで、バス雑誌の感想と題した微妙な女心のうつろい加減を理解出来ないから独身というこのザマよ。奇数月はバスマガこと『バスマガジン 70号』です。 編集体制を一新してから2冊目となるバスマガジン。前号で予告されていたのは、「平成のバスから21世紀のバス、そして最新モデル めまぐるしい変遷を遂げた事業者別バス図鑑」、「ヒュンダイの超巨大な製造施設と熾烈なテスト現場レポート」、「似て非なるバスの仕様。でもよく見りゃ納得のバスモデル」、「修理、補修、整備から大改造まで 事業者が行うバスの更新作業を追う!!」ほか、となっていましたが、掲載されたのはヒュンダイ記事だけ。なんだかなぁという感じです。 予告に代わって掲載された巻頭の特集は「いすゞエルガ・シリーズのすべて」。前半はエルガハイブリッドをいすゞの技術担当の方へのインタビューメインに紹介。 車号:G-Z512.2015年2月に記録。 後半は「いすゞエルガ進化の歴史」と題し、2000年6月以降登場したモデルを写真で紹介しています。しかし、内容はカタログの要約、掲載写真も申し訳程度に並べているだけという印象。画像はいすゞエルガの現行車ということで並べております。 ヒュンダイ記事は、いかにもパブという内容、韓国ソウルのバスターミナルの紹介部分のほうが面白いと思いましたので詳細は省略します。 バス会社潜入レポートは「近江鉄道・湖国バス」。趣味誌で取り上げられるのは2011年刊行の『バスラマインターナショナル125号』以来となります。この間の大きな動きといえば、廃止代替バス運行をメインとしていた湖国バスが湖東・湖北地域を担当する地域分社となったことでしょう。近江鉄道と湖国バスが「段階的に分業制へと移行 」し、「現在は近江鉄道が3営業所、湖国バスが2営業所の分業体制を確立 」しています。記事では近江鉄道・湖北バスの現状についてカラー写真中心に紹介しています。また、4月から京阪バスと共同運行で立命館大学のキャンパス間を結ぶ路線で高速バスに再参入するということで、導入予定の「西武バスの高速バスカラーであるレジェンドブルーをベースとした車両 」のイラストも掲載されています。 近江鉄道・湖国バスの在籍車両は自社発注車と西武バスからのグループ間転籍車という陣容。ここ数年は一般乗合車に新車導入はほとんどなく、西武バスからの転籍車で車両代替を行っています。西武バスからの転籍車は長かったり・短かったり、ワンステップ・ノンステップと仕様のバラエティは豊富。そんなバラエティ豊富な車両の写真を構図は厳しいものもありますが、きちんと掲載する熱意に頭が下がります。 さて、小生が近江鉄道を訪ねたのは相変わらず2007年11月のみ。『バスラマ125号』の感想めいたものエントリでも再掲した画像をここでも並べていきます。 滋賀22き675.P-RM81G(88年車)。2007年11月に記録したものを再掲。 ワンステップ・ノンステップ車が転籍している一方、西武バス移籍車を含め88年式のRM中型車も現役で運行中。まさか画像の車両がまだ在籍していると思いませんでした。 滋賀200か141.U-UA440LSN(92年車)。2007年11月に記録したものを再掲。 西武バスからは3扉車も転籍しています。「学生輸送などに対応するためすべてのドアを稼働状態としている 」ところが、近江鉄道在籍の3扉車の特徴です。 滋賀22き25.BXD30(66年車)。2007年11月に記録したものを再掲。 「彦根ご城下巡回バス」で運行しているボンネットバス。「元は同じ滋賀県の江若鉄道で使用されていた車両で、同社で廃車後、自家用車を経て転入した 」とのこと。近江鉄道と湖国バスの営業所改編により、現在は湖国バス籍となり「ひこにゃんデコレーション 」が施されています。 続いて連載をいくつか。まだネタがあった「路線バスでアニメ聖地巡礼」、Part3の今号は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台、秩父市内の聖地を紹介。 社番:A5-57.PB-RM360GAN(05年車)。2015年2月に記録したものを再掲。 もちろん、キャラクターがデザインされたラッピング車も紹介しています。「固定運用ではないので、乗れたらかなりラッキー 」とのことですから、バス運の悪い小生がよくこの画像を記録出来たもんです。 「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「宮城県」を紹介。注目事業者の車両一覧表は仙台市交通局となっています。連載の1ページ目は前号のデザインを流用したのか、タイトル部が「愛知県バス事業者オールガイド」となったままで、ちゃんと校正していない臭が漂います。内容もミヤコーバスの車両紹介記事の酷さ。次号のお詫びと訂正まったなしです。 仙台駅西口バスターミナルにて。2012年7月に記録。 ちなみに小生手持ちのミヤコーバスの画像はこれだけだったり。貸切車から高速車に転用されたU規制車の三菱ふそうニューエアロバス。 「終点の情景を求めて」は、京浜急行バスの「三戸海岸」を訪ねています。 また、今号から新たに「方向幕の世界」・「路線バス散歩紀行」・「定点観測アーカイブ あの日のバス」・「都バス情報局」と4本の連載がスタート。「都バス情報局」は復活ですね。 小生的に気になったのは「方向幕の世界」ですが、今回は方向幕についてざっくりと説明しただけで終了。文末は「次号以降、方向幕のさまざまな魅力にをお届けしよう 」(太字部は小生強調)という誤記、これからの内容が心配です。 京都200か3029. ちなみに小生が考える現在も方向幕を愛用する事業者といば、やはり京都市営バス。2014年3月の「大快革」でラインカラー導入で方向幕一新したことも話題になりました。もちろん今年登場した新車も方向幕を採用しています。 それにしても新連載4つとなると、旧編集体制化のバスマガジンのとっちらかった惨状が今から目に浮かびます。既に前号掲載の「大型車の未来を予見する[トラックフォーラム]」はとくに断りもなく休載していますし。まあトラックの連載は無くても問題ありませんが。メーカーのパブがあれば掲載するというスタンスなのかもしれません。 今号のバスマガジンは、記事によりバスへの思いの温度差を感じました。先程も書きましたが、事業者レポートの車両写真は構図は別としてもバリエーションをきちんと掲載する意気込みを感じる力作の一方、特集はメーカー取材ものばかりでしかも既にバスラマで掲載されているような内容だったり。バスファン向けの記事についてはまだまだ手探り状態なのかもしれません。 次号予告は、「活発な動きを見せ始めている移籍バスの現状と注目車」、「関ヶ原以後のお城イベントに伴う城下町を巡る観光周遊バス」、「首都高中央環状線完成!リムジンバス羽田空港線イノベーション」、「大型免許、二種免許の区分と取得への道」ほか。なんと前号で予告されていたものが全く無し!前号の予告はホントなんだったんでしょう。今号の予告も無いものと思って期待せずに待つのが正解なのかもしれません。まあタイトルにやたら条件を付けた城下町周遊バス記事だけは少なくともあると思いますが。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
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