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都知事の資質が問われるようなことが、次から次に明らかになってくる今日この頃。よくもまあセコいことを積み重ねたもんです。これならカバンに5000万円が入らなかったほうがマシだったのかもしれないんだから、いかんともしがたいところです。というわけで、バス雑誌の感想という名の第三者の厳しい目。奇数月はバスマガこと、『バスマガジン 77号』です。

『バスマガジン』の最新号を手にとった小生がまず行うことといえば、前号で予告していた記事が掲載されているのか第三者の目で厳しく(←しつこい)調べること。ちなみに前号の予告では、 「いすゞ・ニューエルガミオ デビュー記念!! テストコースで、街中で、乗り倒しレポート」、「はとバスが新規導入したバンホールの2階建てバス その車両&装備、そして運用と走行を徹底紹介」、「気がついたら続々と運用されていた!?一度は乗っとけ!!全国の連接バス大集合」、「正直、見るのが辛い・・・でも見ずにはいられない ヤバい、痛すぎ!!それでも走る”痛バスガイド”」ほかとなっていました。小生は、メーカー・事業者からのパブリシティー込みの記事は掲載され後半2つのは掲載無しと予想しましたが、結果は見事に的中!誰もが予想した通りの結果過ぎて泣けてきます。

つまり、今号もメーカー取材記事およびメーカー絡みのパブ記事が目立つ相変わらずの内容ということです。毎号毎号よくもまあ同じようなところからのパブリシティな記事を載せられるもんだと思います。そんなわけで、特集などについては皆様方にお読みいただくということで省略させていただきます。新車記事などは、バスラマやバスライフにも同じ内容のものが掲載されることですし。


バス会社潜入レポートは、島根県の松江・出雲地域に路線網を展開する「一畑バス」。あわせてグループ会社の松江一畑交通と出雲一畑交通についても簡単に紹介しています。趣味誌で一畑バスを取り上げたのは、2009年10月刊行『バスラマインターナショナル 116号』の事業者訪問以来となるのでしょうか。バスラマの事業者訪問では、同じく一畑電気鉄道からバス事業を引き継いだ隠岐一畑交通は取り上げられませんでしたが、今回の潜入レポートでもそれは同じ。単に遠くて取材が面倒だったからなのか、何か理由があるのでしょう。

2009年から2016年までの大きな動きといえるのが、「2015年4月に一畑グループ内で貸切バスの改革を実施し、大型車は一畑バスが担当し、中小型バスは出雲一畑交通と松江一畑交通の担当と変更  」したことでしょうか。2006年に貸切バス事業の大部分を一畑バスから切り離しましたが、大型バスだけが元に戻ってきたことになります。大型貸切車を集約したことで「効率よく配車が可能 」となったとのことですが、貸切運賃の引き上げも改革を後押ししたのではないかと推測。

在籍車両については、新車導入で代替は進んでいますが、乗合車はまだまだU・KC規制車が主力となっています。一畑バスの手持ち画像は、2014年9月に記録したものばかり。ここでは2014年の更新時に型式が分からなかった車両画像を中心に並べていきます。
 
8386 8386

社番:8386.SKG-LR290J1(14年車)。2014年9月に記録したものを再掲。
2012年の一畑電気鉄道100周年記念で、旧塗装復刻カラー車を導入。評判が良かったのか、「現在の新車は100周年カラーでの導入 」となっています。画像の車両は14年導入のいすゞLRノンステップ車。

6003

社番:6003.KL-RU1SEA(14年車)。2014年9月に記録したものを再掲。
日野セレガRのFDは「一畑バスでは珍しく中古導入されたもので 」かつ、「唯一の日野車」という存在。現在も「隠岐世界ジオパーク」ラッピングをまとい、隠岐汽船接続バスで運行中とのこと。

「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「青森県」。以前のシリーズでは、2004年6月刊行の5号(当時は偶数月の刊行でした)掲載ですから、ほぼ干支一回りしました。ノンステップ車が0台だった当時に比べれば、低床化がだいぶ進みました。ただ、写真・解説付きで紹介している事業者は前回掲載されたところだけ。既存路線の廃止代替等で路線バス運行事業者となった貸切事業者は社名と所在地のみの掲載で、相変わらずの手抜き感。



青森200か938.2016年5月に記録。
画像は青森観光バスに在籍する三菱ふそうMJ。青森観光バスは青森市営バスの郊外路線を代替した「青森市 市民バス」の運行事業者のひとつで、孫内線、岡町線、高田線、青い森病院線、入内・大柳辺線を担当しています。

手抜きといえば、今号の「注目事業者の車両一覧表」も酷い出来。「青森市企業局交通部」の在籍車両の一覧表を掲載していますが、所属営業所・年式・メーカー・登録番号・サイズのみで、肝心な型式の項目がありません。掲載項目をそろそろ統一したフォーマットにしてほしいものですが、与えられたデータをただ掲載している現在のザル編集体制では無理なんでしょうが。そもそも、車両一覧表自体が「バス乗車の際の型式割り出しなどに活用してほしい! 」というスタンス。型式を割り出すヒントなら仕方ありません。



青森200か975.2016年5月に記録。
掲載の車両一覧から分かったことは、画像の車両が西部営業所配属で平成27年式の三菱ふそうの中型。これをもとに割り出さないと・・・。まあMK自体、現在はMK27FJしかありませんが。

「鈴木文彦が斬る、バスのいま」では「乗務員不足の時代」と題し、業界で深刻な問題となっている乗務員不足の現状を取り上げています。



近年はもっとも大きな広告枠に乗務員募集の自社広告を入れるケースも多くなっている 」とありますが、事業者によっては画像のようにラッピング広告車でアピールしているところも。それくらい乗務員の確保が急務となっています。なお、2016年5月に記録したもの。乗務員不足の大きな理由として、「給与レベルが下がるところまで下がってしまい、職業的魅力がなくなってきていること 」という真実を明らかにしているところはさすが。バス運転士募集サイトのパブ記事とこの記事の両方が掲載されていることだけは今号の良かった点だと思います。

このほかの連載では、「終点の情景を求めて」は、つゝじ観光バスの「赤岩渡船」、「路線バス散歩紀行」は東急バスと小田急バスの共同運行路線である渋24系統「渋谷駅~成城学園前駅」、「定点観測アーカイブ あの日のバス」は都営バスの品川車庫。短期集中連載の「バスのいる博物館」は、「東急電車とバスの博物館」を紹介しています。

次号予告は、「意外と持ちこたえていた(?)7Eをかき集めて現役最後(になるかもしれない?)のレポート」、「エルガミオとレインボーⅡ.ジェイバスの中型路線の導入車紹介」、「鉄道の次は航空機とコラボしたバス。ウィラーのニュープログラムに参加!!」、「進むAT化の波。機械メーカーが行うAT講習会に潜入」、ほかとなっています。メーカー・事業者からのパブリシティー込みの記事は掲載されるので、予告されたうち2つは確実、エルガミオ記事もおそらく掲載されるでしょう。7Eはマニア向けの記事を書ける人が加わらない限り無理でしょう。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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