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奇数月末は「バスマガジン」の最新号の感想めいたものをについて書いていますが、9月と11月の刊行分は翌月の更新となります。
  
前号で予告されていた記事がほとんど掲載されないでおなじみのバスマガジン。まずは拙ブログ恒例、『バスマガジン』最新号の掲載内容と前号の予告内容をチェック。ちなみに前号の予告では、「北海道を起点に南下するキャラバン!?エルガミオの商談現場をディーラーで目撃!!」「10年過ぎてすっかり定着した九州のバス乗り放題乗車券「SUNQパス」で九州の元気を再発見する!!」、「乗用車の世界では着実に幅を効かせてきたEV。バスにも意外と多い「全国の電気バス追跡」」、「一眼、ミラーレス、コンデジ・・・。スマホ、ガラケー何でもOK。プロカメラマンが徹底レクチャーする最強の“撮りバス”講座」、ほかとなっていました。で、実際今号に掲載されたのは、「SUNQパス」の記事だけ。予告からメーカー・事業者絡みのパブリシティー臭がそれほど漂ってこなかったので、全て無しを予想していただけに、1つでも載っていたことを逆に驚いてしまったり。

チェックが終わったところで、今回も気になったor手持ち画像を並べられそうな記事についてをごく簡単にまとめていきます。ちなみに記事のタイトルは目次記載のものとしています。
  
まずは、「あのベンツで創られたスーパー路線バス シターロGが三菱ふそうからデビュー!!」。先日「三菱ふそうから正規輸入販売 」が開始されたメルセデス・ベンツ製造のシターロGを紹介。  



社番:4832.2016年5月に記録したものを再掲。
シターロGは「2016年10月現在、全国で31台 」が既に運行していますが、これまでは「並行輸入的 」なものだったとか。画像はシターロGの国内初導入事例となった、京成バスの在籍車両。京成バスはボルボの連接バスの代替のため、2010年に15台導入しました。
今回「正規輸入販売 」となったモデルが、これまでの車両からどのように変わったのか気になるところですが、記事では全く触れられていません。記事に変更点が書いてないのは、三菱ふそうから提供された資料に書いていなかったからくらいの理由なんでしょう。バスマガジンの記事は執筆者のレベルで内容の満足度に大きな差が出ることをあらためて実感します。  
   
「SUNQパスで丸々3日の乗りバス三昧!!」は、前号の予告にあったもので唯一掲載された輝かしい記事です。北九州市の引野口停留所を起点とした3日間の旅行記ですが、1日目は大分往復、2日目は長崎往復、3日目はまた長崎へ行ってから熊本を経由して北九州へ戻るスケジュール。SUNQパスをフル活用したとは正直思えない行程で、タイトルの「乗りバス三昧」という表現は少々オーバーな感。 

 
 
車号:4A52.2016年11月に記録。
記事では「SUNQパス」の購入・利用方法についても説明しています。予約が必要な都市間高速バスももちろん「SUNQパス」で利用が可能です。この場合は座席の「確保券」を発券するという、独特のシステムを採用しているのが特徴。乗り放題の「SUNQパス」ならではのシステムですが、「確保券は乗車ごとに発券してもらう必要はなく、窓口がオンライン化されていればどの事業者の確保券でも発券可能 」という非常に便利なものとなっています。「SUNQパス」が利用可能な車両には、出入口付近にステッカーを貼っていますが、例外がありますのでご注意を。 
 
最後に取り上げる記事は、「[同じ型式なのに違うボディ]」。アルピコ交通の在籍車両を例に富士重工や西日本車体製造のボディのバスを珍車として紹介しています。バスといえば、日野・いすゞならジェイバス、三菱ふそうならMFBMのみという状況となってからだいぶ経ちますので、それ以外のボディは珍車扱いは当然なのかもしれません。

あとはいつも通りのATやらバスドライバー募集のパブ記事なので省略。毎号毎号ほぼ同じような内容の記事にうんざりです。


バス会社潜入レポートは「ジェイ・アール北海道バス」。記事で触れられていませんが、潜入レポートで「ジェイ・アール北海道バス」が取り上げられたのは2011年9月刊行の49号以来、2度目の登場となります。さらに今年1月刊行75号の「帰ってきた 路線バス全方位レポート」では「注目事業者・車両一覧表」の掲載もありました。執筆は前号に引き続き、ハンドブックシリーズでおなじみBJエディターズの加藤氏が担当。現況を中心にまとめていますが、前号の感想めいたものでも書きましたが、やはりBJハンドブックシリーズの簡略版という感じ。ジェイ・アール北海道バスから提供された写真を無理に拡大したためか、ぶれた写真となっているところも、近年のハンドブックシリーズの悪いところを移植した感。

所有車両の掲載写真は代表車種のみとなり、さらにがっかり。


  
 
社番:527-8823.KC-HU2MLCA改(98年車)。2016年11月に記録したものを再掲。
画像は日野HUワンステップ車で、東武バスからの移籍車。「バス分社後は毎年、首都圏の事業者やJRグループ内からの移籍車両が採用されてきた 」ジェイ・アールバス北海道ですが、「中古導入は13年で終了している 」とのこと。近年の新車導入により、初期導入の移籍車は既に姿を消しており、バラエティ豊かな車種を見ることが出来るのもそう長くないかもしれません。
 
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「岩手県」。以前のシリーズでは、2007年11月刊行の26号に掲載。ちなみに拙ブログでバスマガジンについて書き始めたのはこの号からだったりします。2007年からの間に、岩手県北バスがみちのりホールディングス傘下となったほか、2011年の東日本大震災により沿岸部が津波被害により大きな影響も受けました。



岩手200か1883.2016年5月に記録。 
みちのりホールディングス傘下となり、「首都圏からの中古バス導入を活発化させ盛岡地区を中心に低床化を推進 」している岩手県北バス。画像の日野HR10.5mサイズはみちのりグループといえばおなじみの京王電鉄バスグループからの移籍車です。     

「注目事業者の車両一覧表」は岩手県交通の一般乗合車を中心に掲載。



岩手200か597.KK-LR233J1(03年車)。2016年5月に記録。
国際興業グループだった岩手県交通は2000年代に一般乗合車を国際興業バスのデザインを採用しました。車両代替のメインとなる国際興業バスからの移籍車を塗り替えなくて済むメリットは大きかったようです。当然新車も国際興業バスカラーとなりましたが、塗装デザインは旧来のものを採用したため、国際興業バスに存在しない旧塗装のエルガミオが登場しました。一部車両の側面後部には「KKK」ならぬ「IKK」というロゴも採用しています。


  
岩手200か1354.KC-LV380L(96年車)。2016年5月に記録。
旧塗装には、現行の明るい黄緑色を採用した車両も在籍しています。塗装工場の違いなのか、色あせなのか分かりませんが、黄緑色は車両によりだいぶ異なっています。



盛岡200か86.KL-LV280L1(02年車)。2016年5月に記録。
最近登場した移籍車の中には、岩手県交通オリジナルの銀に青帯の塗装を採用した車両も見られます。現在、岩手県交通は現在国際興業グループから離れ、秋北バスや十和田観光電鉄などを擁する「国際東北グループ」に属したことと何かしらの関係があるのかもしれません。

「方向幕の世界」の10回目は「回送表示のあれこれ」。特色ある「回送」表示のある事業者の方向幕を紹介。


 
宮崎22か894.2016年2月に記録。
ほとんどがLED表示機でしか見ることが出来ない 」という「すみません回送中です」表示幕の事例として紹介している宮崎交通。掲載写真は方向幕のみでしたので、ここでは回送幕表示中の車両画像を並べておきます。
 
「バス停のある風景」は秋田県仙北市角館町の「野田」と、今号は番外編として今年9月末日を持って営業を終了した岩手県盛岡市の「盛岡バスセンター」最終日の模様を紹介しています。



2016年5月に記録。
盛岡バスセンターはバブル景気の時期に建て替えられもせず、2016年までよくこの状態で営業していたと驚くほど「昭和レトロ感が満載 」な施設でした。建物正面からの写真は掲載されているので、ここでは北東側から記録した画像を並べておきます。
 
このほかの連載は、まとめて紹介。まず「鈴木文彦が斬る、バスのいま」では「バス乗客の安全を守るシートベルト」と題し、近年の「客席シートベルト着用義務化の流れ 」や、「何となくしにくいシートベルト 」の現状とその改善についてをレポートしています。
 
「エアポートバス 乗ってわかった愉快だけどマジな話」は運賃について色々と考察していますが、少々乱暴な論調。岡山空港のリムジンバスでかつて勃発した不毛な競争とその経過を考えると相容れない所があります。「終点の情景を求めて」は、西伊豆東海バスの「池代」、「路線バス散歩紀行」は今回も東京都内の路線から都営バスの都市新バス路線「都05」系統「東京ビックサイト~東京駅丸の内南口」、「定点観測アーカイブ あの日のバス」は東海バスの伊豆急下田駅。短期集中連載としてスタートした「バスのいる博物館」も今回で7回目、「福山自動車時計博物館」を紹介しています。 

次号予告は、「バス業界で活躍する女性スタッフの仕事っぷりを紹介。そのステキな素顔、ドヤ顔、キメ顔!?も直撃っ!!」、「バスをもっとも大切にしている国のひとつ、グローバル感がハンパないドイツのバス事情」、「今度はエアポートバス路線まで就航させちゃった!!ウィラーの新型車大攻勢」、ほかとなっています。まあ実際次号に載るのはウィラーの記事くらいだけでしょうが。『BUS Life』カムバ~ック。
 
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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