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もう2ヶ月経ったのか・・・、1日1日があっという間に過ぎていく今日この頃。月日が経つの
が早いと感じるのは、不毛な日々をすごしているためなのか。ちょっと詩的な枕詞(かなり違)
で、毎月恒例バス雑誌の感想と称する妄言。奇数月はバスマガこと、バスマガジンの31
号の私的感想です。

事業者訪問は「西武バスグループ」。西武バス・西武総合企画・西武自動車・西武高原
バスと、基本的には数年前に出版されたBJエディターズによる『バスジャパンハンドブック
シリーズR 西武バス』と同じ内容となっています。とはいえ、当時と比べると、いすゞ車が
増えた結果、UD車の比率が随分下がった印象を持ちました。また、日野ハイブリやAP
といった最近のバラエティに富んだ新車も掲載されていますので、資料的な価値はあるの
かと思います。

A5-57.JPG









社番:A5-57.PB-RM360GAN(05年車)。
もちろん2008年6月現在の所有車両全データを掲載。「ハンドブックシリーズ」出版後の、
排ガス型式が混沌としているこのあたりの車両判別に有用です。


特集はバスマガ造語「ネオクラシックバス」の特集。4弾ともなると、営業車として活躍する
バスラマ風に言うところの「リベット付きのバス」は限りなく少なくなります。ということで、今
回は範囲を広げ、送迎バスで活躍する(していた)「自家用」バスも紹介。少数ながら、こう
いった車両がまだ現役で活躍していることに驚きました。次号も引き続き特集するとのこと。
まだネタがあるのか?と疑問。また、ネオクラシックバスネタをまとめた増刊号『昭和と走っ
たモノコックバス』も発行される様です。とはいえ、広告の見出しを見る限りでは、洋泉社か
ら春頃出版された「バスジャパン」メンバーによる『僕たちの大好きなバス』とほぼ丸かぶり
な気がしてなりません。『僕たち・・』の質が良かっただけに、いつも通りの再編集本では・・。

路線バス全方位レポートは「滋賀県」。京阪バスが大阪府に続いて二度目の登場。
「今月の気になりバス事業者」は、東村山で念願の路線バス事業を展開する「銀河鉄道」。
「愛しいバスたちよ」は久しぶりに掲載、奈良交通や吉野大峯ケーブル自動車など奈良県
のバスを訪ねた思い出を紹介。このほか神奈中全線乗車記といった特集ページ数によっ
ては掲載されないこともある連載も概ね掲載されています。
ネオクラシックバス特集以外では、てっきり前号終了と思われていた三菱ふそう中型バス
オールガイドも掲載。今回は近年まで製造されたタイプの写真集となっています。いよいよ
新ステップな神奈中古MKが沖縄バスで登場した姿やグリーンハイツ路線で活躍する東洋
バスのMJワンステなど、興味深い写真が割と多い気がしました。

tubasa.JPG









tubasa-r.JPG









ちなみに小生の見た観光仕様MJロング(違)。こういったマニアックな車両も紹介しているの
はさすが。バスマガは執筆者によって記事の充実度にバラツキがあるような無いような。
また、バス事業の分社化関連の特集「バス事業者、グループ再編の[実態]」や北海道中央
バスの札幌市内路線廃止騒動といったモノクロページも読み応えがあります。

移籍車両クイズは遠州鉄道車両の判別ポイントを解説。乗降ステップの板に模様・・・、確か
に遠州鉄道の仕様ではありますが、写真から判別するのは難しいと思うのですが・・・。
次号への問題は・・・、あの、これってクイズになるんですか?というくらいこの仕様での移籍
事例が超少数派な車両。あまり汎用性の無い車両を取り上げるのであれば、神戸市営や昨
今様々なところで活躍例が見られる京成などを紹介していただきたいものです。
もっとも自分が研究しているわけでもないのに、好き勝手言うのはマニアの悪いところです。

4-4229.JPG









局番:4-4229.U-UA440HSN(94年車)※。
※「横浜市交通局 型式別在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル74号』(2002),
ぽると出版を参照。
横浜市交通局の車両はU代末期から95年までの一時期、関東では珍しい全引き窓仕様で
した。画像は中扉引戸仕様で当時の横浜市交通局では多数派の機械式AT車。この仕様の
横浜市営バスは、やはり機械式AT車が不人気だったこともあり、その殆どが解体か輸出され
たと聞きます。MT車も若干ながら存在しましたが、HIMRだったりMBECSとキワモノ車が多
く、まともそうなのは極々少数ではなかったかと思います。95年にごく少数ながら試験的に導
入された中扉4枚折戸の都市低床車がまともなMT車だったこともあり、これが全引き窓仕様
の横浜市営バスの少ない移籍事例となっています。UD車がクイズに出題された茨城交通に、
日野車が道北バスで活躍している模様。こんな少数派の事例を次号でどのように解説するの
か楽しみです。

と、いつも通り最後は注文で終わりましたが、それもバスマガジンへの愛ということで。
今号も楽しめる1冊となっています。次号はぜひとも関東地方以外の事業者訪問を期待。
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