高崎で見たバス（上信電鉄編）

宇都宮、水戸と北関東のバスを見に行くことが続きました。そうなると、やはり群馬のバスも
見ておかなければという思いがふつふつと湧き、気づけば群馬県の高崎にいました。
もちろんこの表現はオーバーでして、八高線利用での高崎訪問は「気づけば」というもので
はなく相当な時間を要しましたが。

ということで、高崎で見たバスシリーズ。まず手始めに上信電鉄のバス画像のよせ集めに
なります。なお、ノンステップバスの型式は『年鑑バスラマ』各号掲載の「ノンステップバス事
業者別累計」を参照しています。































群馬２２い３９０．
かつて上信電鉄の路線バスは、自社鉄道線沿線を中心に路線網を拡げていました。
現在では撤退につぐ撤退で、高崎市内の住宅街路線と前橋と高崎を結ぶ路線の４系統
と、高崎市内循環バス「ぐるりん」２系統のみの非常に小規模なものとなっています。
上信電鉄のバスといえば、画像のようなマイクロバスが主力です。中ドアのみのＲＢ。

群馬中央バスの１日１本

先日群馬へ行く用事がありました。ならば・・・と思い、若干遠回り＆早起きをして気にな
っていたバス路線に乗車しました。











伊勢崎駅７時５分発本庄駅（馬見塚経由）行き、かつてはＤＰＦ付ブル専属だった路線です。

少しの前の群馬中央バス

本庄早稲田駅～本庄駅廃止の頃の群馬中央バスの画像が何枚か出てきましたので、
少し前の車両を紹介。











群馬２２あ２７４８．再掲ですが伊勢崎営業所のＤＰＦ付ブルドック。

少し前の群馬中央バス（本庄早稲田廃止の頃）

少し前の群馬中央バスの話です。前回はＤＰＦをつけたブルに驚いたという所まででし
たが、ＤＰＦに関しての話には若干の続きがあります。今回は本庄早稲田駅までの区
間が廃止となる頃になります。
ＤＰＦも付いていることもあり暫くは安泰かと思われた群馬中央バス伊勢崎営業所のブ
ルでしたが、本庄～本庄早稲田間の廃止と路線の大幅減便によっていよいよ・・・という
噂話も聞こえてくるようになりました。大幅減便が実際のところはどうなのかと思い、再
度伊勢崎駅へと出かけました。











伊勢崎駅脇の車庫にて。
始発便ということもあり、乗客は小生のみでした。当時はこのバス目当てに来るマニア
（小生含む）が多く、当然のように運転手さんから「このバス乗りに来たんかい？」などと
声をかけてもらいました。











車内には路線一部廃止と減便のお知らせが掲示されていました。平日朝の１往復のみ
と減便というよりもほぼ廃止のような内容に驚きました。バスは新しくなった坂東大橋を渡
り、本庄駅前の狭い通りを抜けると本庄早稲田へと向かいました。この区間は案内テープ
も無く、運転手さんのマイクによる案内と昔のワンマンバスさながらの光景が見られました。

少し前の群馬中央バス

今回はちょっとバスマニア的に有名どころのネタを。

群馬中央バスといえば、２００７年と本当に少し前までいわゆる「ブルドック」と呼ばれた
リベット付ボディのふそうのバスが活躍することで有名でした。特に伊勢崎営業所の
「群馬２２あ２７４８」は埼玉県を走行する路線に対応する為、ＤＰＦ装置を取り付けた異
色といってもよい車両でした。ＤＰＦ装置は１００万以上するけして安くないもので、関東
バスや京成バスの５Ｅに取り付けた事でも話題になりましたが、さらに古いブルドックに
取り付けたのだから驚きです。











伊勢崎駅前の車庫にて

何故ブルドックが対象車両に選ばれたのか、今となっては分かりませんが、ＤＰＦを取り
付けた乗合車両はこの１台のみだったことから、本数のそれほど多くない路線専属に新
しい車両を取られるのは勿体無い、かといって高価なＤＰＦは何台も付けられないという
苦渋の選択だったのかもしれません。ま、マニアの戯言ということで。