熊本で見たバス２０１４－１５（熊本都市バス編その６）

「熊本で見たバス２０１４－１５」と題したバス画像のよせ集めシリーズ。２０１４年に記録した画像をメインに、多少２０１５年の画像も混ぜ込んでお送りしております。
今回の熊本都市バス編その６では、記録出来た熊本２００かナンバー７５６から９９０までの都市バス導入車および２０１４年度までに市営バスから都市バスへ転籍した車両の画像を並べていきます。
 
なお、型式・年式は 「熊本市交通局・熊本都市バス在籍車両一覧表」『バスマガジン６５号』，（２０１４），講談社ビーシー/講談社 を参照しました。


 
熊本２００か７５６．ＫＫ－ＨＲ１ＪＫＥＥ（０３年車）。
在籍車両の大半が熊本市営バスからの転籍車という熊本都市バスですが、古参車代替のため０９年頃から独自に移籍車導入を開始しました。最初に登場したのが羽田空港近辺の駐車場送迎自家用バスで使用していたＫＫ規制車の日野ＨＲ９ｍサイズ。移籍事例がまだ少ない年式の新しい車両を導入し、熊本都市バスの本気度を感じました。

熊本２００か８３９．ＫＣ－ＬＲ３３３Ｊ改（９８年車）。
続いて導入したのが、富士ボディのいすゞＬＲ。中扉４枚折戸仕様のワンステップスロープ付き車で、京成バスグループからの移籍車です。




熊本２００か８６５．ＫＣ－ＵＡ４６０ＨＳＮ改（９７年車）。
熊本市営バスが１１年に京浜急行バスグループから日野ワンステップ移籍車を複数台導入した際、１台だけ導入した江ノ電バスからのＵＡツーステップ移籍車です。短尺車がネックとなったのか熊本市営バスでの在籍期間は短く、１４年４月の路線移譲時に熊本都市バスへ転籍しました。
 
    

熊本２００か８７４．ＫＫ－ＲＭ２５２ＧＡＮ（００年車）。
西工スペースランナー顔のＲＭノンステップバスは前扉後に小型の側面行先表示を設置していたと思しき窓部の特徴から、元は富山県福野町営バスとして導入した車両だったとか。県内他社の移籍車状況から比べると、熊本都市バスはかなり厳選した低床車両を探して導入してる感。




熊本２００か９１６．ＫＣ－ＪＰ２５０ＮＴＮ（９８年車）。
移籍車を厳選しすぎた？結果、１型式１台のみとバラエティに富むことになった熊本都市バス。複数台導入した初の移籍車となったのが、京王電鉄バスグループからのＪＰワンステップ車。富士ボディの在籍台数が着実に増えていきます。



熊本２００か９２６．ＫＣ－ＲＭ２１１ＧＳＮ改（９９年車）
富士ボディのワンステップ車導入が続き、中扉４枚折戸仕様のＲＭは横浜市交通局からの移籍車。横浜
市交通局の中型ワンステップ車はトルコンＡＴを採用していますが、熊本市営バスもトルコンＡＴ愛用事業者のため導入に際してのアレルギーは少なかった模様。横浜市交通局からの中型移籍車はこれ以降、散発的に登場します。

 

熊本２００か９３７．ＳＫＧ－ＨＸ９ＪＬＢＥ（１２年車）。
２０１２年４月に熊本市が政令指定都市となり、新たに設置される区役所への足としてコミュニティバスの「ゆうゆうバス」が誕生。専用車としてロングタイプの日野ＨＸを導入しました。熊本都市バスが運行主体となりましたが、ほとんどの路線の運行は各区エリアを地盤とする県内事業者に委託されました。運行を開始したものの、案の定利用は低迷。経路変更などテコ入れを行いましたが、熊本電鉄が運行を担当する「植木循環ルート」を除き２０１５年３月いっぱいで運行終了となりました。専用車として導入した大多数の日野ＨＸは早々に仕事を失い、今のところ都市バスでは教習車としてたまに動く程度となっています。画像は「しろめぐりん」の教習車となっていた際に記録しました。



熊本２００か９５２．ＫＣ－ＲＭ２１１ＧＡＮ改（９９年車）。
中型クラス初のノンステップ市販車となった西工スペースランナー顔のＲＭが代替時期を迎え、移籍車市場を賑わせることに。熊本都市バスでは東西２事業者からそれぞれ１台導入。まずは前扉の後に側面行先表示を設置している西東京バスからの移籍車。 
  
 

熊本２００か９６３．ＫＣ－ＲＭ２１１ＧＡＮ改（９８年車）。
側面行先表示を中扉の後に設置しているＲＭは阪急バスからの移籍車。熊本都市バスのＲＭノンステップ車は市営バス転籍車、複数事業者からの移籍車が在籍するバラエティに富んだ状況となっています。



熊本２００か９７１．ＫＣ－ＬＲ３３３Ｊ改（９９年車）。
京成バスグループから富士ボディのいすゞＬＲ移籍車をリピート導入。フロントバンパーにコーナリングライトを装備しています。