那覇で見たバス２０１５（琉球バス交通編その３）

２０１５年５月に沖縄県那覇市内へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「那覇で見たバス２０１５」シリーズ。今回のその３では、琉球バス交通誕生後まもなく導入した京浜急行バスグループからの乗合移籍車の画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「沖縄本島４事業者 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル １５０号』（２０１５），ぽると出版 を参照しました。



沖縄２００か５３６．Ｕ－ＨＴ２ＭＭＡＡ改（９４年車）。



沖縄２００か５４１．Ｕ－ＨＴ２ＭＭＡＡ改（９４年車）。
経営状態が悪化していた旧琉球バスは２００６年に琉球バス交通として第一交通産業傘下の
バス事業者となりました。琉球バス交通では那覇バス同様に古参車や状態の悪い車両代替を積極的に開始し、２００７年に第一交通産業傘下の那覇バスとあわせ、京浜急行バスからまとまった台数の移籍車を導入しました。この京浜急行バス移籍車は、那覇バス市外線カラーとほぼ同様のレインボーカラー帯デザインで登場し、新生琉球バス交通の標準塗装となりました。
まずは日野ＨＴワンステップ車。ちなみに琉球バス交通初期に塗り替え及び導入された車両は、正面ライト間にもレインボー帯があります。

沖縄２００か５３８．Ｕ－ＬＶ３２４Ｎ改（９４年車）。
こちらはスーパーワイドドア仕様のいすゞＬＶツーステップ車。琉球バス交通も那覇バス同様、これまで導入してきたメーカーの縛りがなくなりました。




沖縄２００か５４４．Ｕ－ＬＶ３２４Ｎ（９４年車）。
同じくＮ尺のいすゞＬＶツーステップ車ですが、こちらは元ワンロマ車。正面行先表示はフルカラーＬＥＤ式に改造しています。 
 


沖縄２００か５５１．Ｕ－ＭＰ６１８Ｎ（９４年車）。
京浜急行バスの廃車をまとめて購入したため、旧那覇交通・旧琉球バスでは縁の無かったメーカーの車両も登場。具体的には、琉球バス交通と那覇バスそれぞれに三菱ふそう車が登場しました。エアサスで中扉折戸仕様の三菱ふそうＭＰ長尺車は、京浜急行バス時代羽田空港発着路線で活躍していました。中扉は埋められていますが、ガラスに名残。
  


沖縄２００か５５８．Ｕ－ＵＡ４４０ＬＳＮ（９４年車）。
リヤ側からの画像のみですが、こちらはＵＡツーステップ車。こうやって見ると、当時の京浜急行バスは様々な仕様の車両を導入していたことを実感。 
 


沖縄２００か５５９．Ｕ－ＨＴ２ＭＭＡＡ（９４年車）。
リヤ側からの画像のみが続きますが、日野ＨＴツーステップ車。元ワンロマ車です。
 


沖縄２００か５６１．Ｕ－ＵＡ４４０ＬＳＮ改（９４年車）。
上部引き違い側面窓仕様はワンステップ車。ＵＡワンステップ車。 
 


沖縄２００か５６３．Ｕ－ＬＶ３２４Ｌ（９４年車）。
先ほどのＵＡと同じく富士７Ｅボディ車ですが、こちらはいすゞＬＶのツーステップ車。 
 



沖縄２００か５６４．Ｕ－ＬＶ３２４Ｌ改（９４年車）。
純正キュービックボディのいすゞＬＶワンステップ車。これらの京浜急行バス移籍車が琉球バス生え抜き７３０車や状態の悪い初期導入移籍車などを代替していきました。