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拙ブログのルーチンワークとなっているバス雑誌の感想めいたものを書くエントリ。奇数月は『バスマガジン』について書いていますが、振り返ってみると感想めいたものを本格的に書き始めたのが2008年1月刊行の『バスマガジン 27号』から。随分と長いこと書いてきましたね。とはいえ、ここ数号のバスマガジンは購入意欲を無くす出来栄え。そろそろ見極める必要がありそうですが、バスマガジンの最新号を検索して拙ブログを覗いていただいている方もいらっしゃるので辞め時を悩むところです。

次号予告にあった記事がほとんど掲載されないでおなじみのバスマガジン。前号の予告と今号の掲載を調べてみますと、「北海道新幹線開業によって大変革した函館 エリアのバスネットワークをチェック&チェック」× 掲載無し、「さまざまな事業者カラーを定点観測・・・ いま大活況のインバウンド・カスタマー・バス」× 掲載なし、「点在していた19の乗り場を一挙集約!! いよいよ開業する新宿駅南口の新バスターミナル」○ 掲載あり、「もう“お役所仕事とは言わせない!!”全国公営交通の“新年度改革・改変”レポート」×掲載なし、という結果。
 今号で実際に掲載されている記事といえば、メーカーなどのパブ記事が目立つ相変わらずの内容です。というわけで、『バスマガジン 76号』で小生的に気になったor手持ち画像を並べられそうな記事についてごく簡単にまとめていきます。

まずは前号予告で唯一掲載されたバスタ新宿記事、「新宿エリアのバスターミナルが便利に統一!! バスタ新宿誕生」。バスターミナルの概要などをイメージ図を基に紹介しています。


   
2016年3月に記録した「バスタ新宿」外観。「ターミナルは3層構造 」で、「2階部分は各鉄道駅からアクセスする歩行者エリア。3階部分はタクシー乗降場。そして4階部分が高速バスターミナル 」となっています。
  


「バスタ新宿」開業に伴い、いちおう新宿駅西口に点在する高速バス乗り場が集約されることになります。しかし、バスタ新宿のスペースの問題なのか、一部はこれまでと同じ発着地となるものもあるようです。京王系の「新宿高速バスターミナル」は、バスタ新宿開業後も一部便や臨時便が発着することになっています。画像の都心部の狭隘区間はまだ残るようです。

続いて取り上げる記事は、「いよいよ街を走り出した日野ブルーリボンハイブリッド 出足絶好調の事業者車両徹底ガイド!!」。3月初旬より運行を開始した南海バスと神姫バスの日野ブルーリボンハイブリッドを紹介しています。

 
 
社号:4533.2016年3月に記録。
掲載には間に合わなかったようですが、首都圏では京成バスに日野ブルーリボンハイブリッドが登場しています。さすがハイブリッドバス導入に積極的な京成バスです。
 
このほか、先走りインフォメーションと題し、いすゞ新型エルガミオをCGで紹介するというなんかすごい記事も掲載。雑誌ベストカーだと思えば、こんな先走り記事も納得です。


バス会社潜入レポートは「はとバス」。東京都内の老舗貸切事業者で、バスマガジンのバス会社潜入レポートで取り上げられるのは2006年1月刊行の15号以来となります。15号時点では現行ガーラ・セレガの導入前。ヘリコプターこと富士7Sボディがまだまだ現役で、特注車の「はとまるくん」やドレクメーラー・バンホールといった輸入外国車、旧塗装を施した富士HD-Ⅱボディ車も在籍していた頃です。記事では近年の施策や様々なグレードの貸切車を紹介しています。大井競馬場の無料送迎バスのうち錦糸町駅発路線をはとバスが担当しているとは知りませんでした。 
 
721

社番:721.PKG-RU1ESAA(07年車)。2015年2月に記録したものを再掲。
さて、はとバスの在籍車両はモデルチェンジしたガーラ・セレガが主力となりつつあります。いすゞ車がメインですが、日野車もハイブリッド車を中心に導入しています。画像の車両はハイブリッド車ではなく、普通のスーパーハイデッカーです。
 
881

社番:881.KC-MU612TA(98年車)。2016年3月に記録。
三菱ふそう車は2階建てバスを中心に在籍。はとバスの2階建てバスといえば、オープンバスの「オー・ソラ・ミオ」が有名ですが、画像のようにオーソドックスな貸切車も在籍しています。
 
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「沖縄県」。以前のシリーズで沖縄県が取り上げられたのは2013年9月刊行の61号でしたから、インターバルは短い感。今号も前回同様、沖縄本島の事業者のみの掲載というのが残念。せめて新規参入があった石垣島くらいは取り上げてほしかったのですが。
 


沖縄200か1222.2015年5月に記録。
新規参入した事業者と言えば、沖縄中央観光が2013年に沖縄本島の路線バスに新規参入しています。沖縄中央観光の路線車は、「移籍車両が大半を占め 」ており、カラーリングは「元の事業者のデザインを色濃く残した 」状況です。画像の三菱ふそう初代エアロバスも、まあ見ての通りなパイレーツカラー。ヘッドライト周りとフロントバンパーが熊本バスの廃車発生品と思われるものを取り付けており、なんだかすごい状態です。
 
 今号の「注目事業者の車両一覧表」は「沖縄バス」。2016年に登場したばかりの新車も記載がある最新版です。高速車にもKL規制車のMSが走っているようですが、が、どこの移籍車なのか気になるところ。
  
 

沖縄200か194.P-MP218K(89年車)。
新車があれば廃車あり。P規制車は自社発注車・移籍車とも代替が進んでおり、画像の横浜市営バス移籍車も姿を消したようです。
それにしても、バスマガジンの車両一覧は統一したフォーマットが無く、今回の沖縄バスは型式ではなく車台番号の掲載。バス会社潜入レポートのはとバスは型式で、ほかにも最高出力なども掲載がありますが、登録番号は無し。事業者提供のリストを機械的に掲載しているだけでは、編集と言えないのでは・・・。   
   
「方向幕の世界」の7回目は「今でも方向幕を使い続ける事業者」。「現在でも幕車保有率の高い事業者にスポットを当ててみる 」ということで、富山地方鉄道バスや沖縄本島の事業者や大阪市交通局などを紹介。



京都200か3181.2016年3月に記録。
もちろん今でも方向幕を使い続ける事業者の真打的存在の京都市交通局も取り上げています。画像のように「デザインを一新した新型エルガも幕車で購入 」しており、特注の視野確認窓とあわせ非常に味付けの濃い車両となっています。

今号は掲載があった「鈴木文彦が斬る、バスのいま」では「誰にでもわかる系統番号を」と題し、「数字だけで表せる系統番号の検討すべき 」と問題提起をしています。分かりやすい系統番号はもちろん大事ですが、それを停留所できちんと表示し、分かりやすく活用しなければまったく意味がありません。たとえば北九州市営バスは数字のみの系統番号を採用していますが、ホームページの路線図に系統番号の表記が無し。インフォメーションがとにかく不足している残念な状態です。

このほかの連載では、「終点の情景を求めて」は、隠岐一畑交通の「伊後」、「路線バス散歩紀行」は都営バスの東42甲系統「東京駅八重洲口~南千住駅西口」、「定点観測アーカイブ あの日のバス」は鹿児島県鹿児島市の竪馬場バス停付近、上本町交差点。短期集中連載の「バスのいる博物館」は、「トヨタ博物館」を紹介しています。

次号予告は、「いすゞ・ニューエルガミオ デビュー記念!! テストコースで、街中で、乗り倒しレポート」、「はとバスが新規導入したバンホールの2階建てバス その車両&装備、そして運用と走行を徹底紹介」、「気がついたら続々と運用されていた!?一度は乗っとけ!!全国の連接バス大集合」、「正直、見るのが辛い・・・でも見ずにはいられない ヤバい、痛すぎ!!それでも走る”痛バスガイド”」ほかとなっています。メーカー・事業者からのパブリシティー込みの記事は掲載されるので、次号は2つくらい予告された記事が掲載されることでしょう。後半2つは掲載しないにせよ、もう少し真面目に考えろというもの。相変わらずレベルの低い雑誌です。
  
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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