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バス雑誌の感想めいたものを月末に更新している拙ブログ。奇数月は「バスマガジン」の最新号について書いていますが、9月と11月の刊行分は例年通り翌月の更新となりますのでご容赦を。あと回しにするのを良いことに、記事を書いたのが半ばも過ぎてからというのもどうかと思いますが。
  
編集体制を一新してからだいぶ経ちますが、前号で予告されていた記事がほとんど掲載されない状況が続くバスマガジン。まずは拙ブログ恒例、『バスマガジン』最新号の掲載内容と前号の予告内容をチェック。ちなみに前号の予告では、「まだまだファンはいっぱい、ぼくらのMU。色あせない魅力いっぱいの“キングに乗ろう!!”」「首都の大動脈バス、ホットスポット対決!?バスタよりスゴイことになっている東京駅チェック&チェック」、「スリーダイヤの聖地・喜連川研究所フェスティバス!! 久々の聖地大激震!!三菱ふそう“なんでも試乗会”レポート」、「またまた出ました!!ウィラー・インパクト。新型の宇宙戦艦が起動!?」、ほかとなっていました。メーカー・事業者からのパブリシティー込みの記事は掲載確実のはずが、今号掲載されたのは、なんとウィラー記事だけという体たらく。いやはや。

チェックが終わったところで、今回も気になったor手持ち画像を並べられそうな記事についてをごく簡単にまとめていきます。ちなみに記事のタイトルは目次記載のものとしています。

まずは、「いま見ておきたいレアなバス」。「その土地では当たり前!?でもほかでは珍しい!!全日本ご当地・レアなバス 」ということで、セーフティウインドウを装備した長崎バスのいすゞエルガとアルピコ交通の自家用モデルのツーステップ車を乗合車仕様にして導入したいすゞエルガを紹介。何をもってレアとするのかが難しいです。セーフティウィンドウを装備したいすゞエルガは京都市交通局にも在籍しているので、そこまでレアな感じはしませんが、「床高の特別仕様 」というプラスアルファがポイントになったようです。  
 
  

社番:3816.2014年9月に記録。
長崎バスは坂の多い路線環境を考慮した仕様に様々な装備を施した車両を導入していました。ページ数の都合もあるでしょうが、いすゞエルガに限定せず他メーカーの車両も紹介すれば、もっと面白い内容になったと思います。画像は純正ボディの日野HTツーステップ車。この頃の日野車にはセーフティウインドウを装備しているほか、運転席側のヘッドライトの横に長崎バスオリジナルの「カーブランプ」を搭載しています。

「ジャカルタ街角路線バスウォッチング スカニアの連接バス新規導入に大興奮!!」は、タイトルの通りインドネシアの首都ジャカルタの市内バスに登場したスカニア連接バスを中心に市内交通事情を紹介しています。以前76号掲載の予告に「気がついたら続々と運用されていた!?一度は乗っとけ!!全国の連接バス大集合」というのがありましたが、この企画が随分と形を変えて掲載されたということなんでしょうか。

三菱ふそうと蜜月なバスマガジンですが、予告にあった三菱ふそう絡みの記事は無し。蜜月関係に何かあったのかと思いきやさにあらず、「秘密のバス業界探検隊!! 『バスの聖地』に潜入!!」という大仰なタイトルの記事でMFBMこと三菱ふそうバス製造株式会社の工場見学記で紹介しています。三菱ふそうを取り上げるなら、現在話題となっているフレーム腐食のサービスキャンペーンを紹介してほしいものです。秘密の部分はこちらの方が多そうですし・・・。あとはいつも通りのパブ記事だらけなので省略します。


バス会社潜入レポートは「西東京バス」。毎号執筆担当者が異なり、今号はハンドブックシリーズでおなじみBJエディターズの加藤氏が担当。内容の安定感はさすがですが、2014年に刊行したBJハンドブックシリーズの簡略版という感じもします。
特に簡略と感じたのは在籍車両紹介で、写真掲載車両をかなり絞っています。もっともジェイ・バス製造でヘッドライト周り以外は全く同じないすゞLV・日野KVを片方だけを掲載するのは合理的だと思いますが、バリエーションのある車型も省略というのは残念。せっかくなので、ここでは写真掲載が無かった車型のバリエーション画像をいくつか並べていきます。


 
 社番:D30392.KL-HR1JNEE(03年車)。2016年7月に記録。
まずはKL規制車の日野HR10.5mサイズ。画像の車両は京王電鉄バスから路線移譲にともない転籍した03年車のうちの1台。フォグライト無し・中扉下部に窓設置など、生え抜き車両と少々異なる仕様が特徴。KL規制車のHRは生え抜き車両を含め、現在代替が進んでいます。
 


社番:C21252.SDG-HX9JLBE(12年車)。2016年10月記録。
続いては五日市営業所に在籍する1ドア仕様の日野HX。大阪市営バスからの移籍車で、塗装は簡単に西東京バス風に塗り替えただけという特徴的な1台。むしろ、この車両がなぜ掲載されなかったのか分かりません。
 


社番:C21253.SDG-HX9JLBE(12年車)。2016年10月記録。
同じく大阪市営バスからの移籍車ですが、こちらはきちんと西東京バス塗装に塗り替えられています。今回バスマガジンの感想めいたものを書くのが遅れたのは、この2台の車両をなかなか記録出来なかったからだったり・・・。

 
 
社番:C21655.SDG-HX9JLBE(16年車)。2016年10月記録。
導入したばかりの自社発注車は、2ドア仕様となっています。   
  


社番:BT50671.ADG-RA273KAN(06年車)。2015年11月に記録。
特定車も代表車両の一部が掲載されただけで、少々物足りない感じ。菅生学園スクールバスで運用中の画像の車両は、青梅営業所が分離子会社の多摩バスだった06年に一般乗合車として導入したRAワンステップ車のうちの1台を転用したという変り種です。  
  
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「新潟県」。以前のシリーズでは、2009年7月刊行の36号に掲載。この間に蒲原鉄道が「2010(平成22)年に自主運行の一般路線を全廃 。現在は五泉市コミュニティバスと高速新潟線のみを運行している 」だけとなりました。本連載の掲載対象は「自主運行路線を持つ事業者 」ということになるので、ギリギリ掲載範囲にとどまったという感じです。ただ、掲載写真が五泉市コミュニティバスの専用車というのはどうなんだという感じ。本当にこの連載は色々とアレです。

「注目事業者の車両一覧表」は新潟交通の一般乗合車と高速車を掲載。

 

新潟200か787.QRG-MS96VP(13年車)。2013年9月に記録したものを再掲。
掲載のデータが毎回バラバラですが、今号は一般乗合車だけでなく高速車も含まれており、さらにステップ数も記載ありとかなり詳しいものとなっています。ここまでの出来になると、掲載範囲が新潟交通本体のみというのが残念でなりません。
 
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」では「自動運転はバス業界の救世主となるのか」と題し、「すぐにでも無人自動運転が普及できるかのような過大な期待は禁物 」として冷静な現状の課題等を分析レポートしています。バスマガジンの良心と小生的に勝手に思っている連載ですが、バスマガジン編集部はそう考えていないらしく、目次には前号掲載のタイトルのまま。もう何なんですかね。

「方向幕の世界」の9回目は「早くに消えた方向幕」。要は早い段階でLED行先表示を採用した事業者やLED行先表示にした理由などを紹介。
 
前号からスタートした「エアポートバス 乗ってわかった愉快だけどマジな話」の第2回。本文では、空港に乗り入れているバスを「路線バス 」と「航空便に合わせて運行し、市内から空港へは時間通り、空港から市内へは航空便が遅れると連動してバスも遅れて運行する 」ものを「連絡バス 」と定義して、日本各地の空港の「路線バス 」・「連絡バス 」の運行状況を紹介しています。
 



画像は2015年11月に記録したもの。
本文では「実質的には連絡バスらしいものが見られるのは12位の長崎空港からとなる 」とありますが、長崎空港を発着するバスは一応発車時間が決められているので「連絡バス 」の定義が少々強引な気もします。

 このほかの連載では、「終点の情景を求めて」は、加越能バスの「くりから不動寺」、「路線バス散歩紀行」は東京都内で関東バス・国際興業の共同運行路線である赤31系統「赤羽駅東口~高円寺駅」、「定点観測アーカイブ あの日のバス」は京成バスの江戸川台駅。短期集中連載の「バスのいる博物館」は、「リニア・鉄道館」を紹介しています。 
 
次号予告は、「北海道を起点に南下するキャラバン!?エルガミオの商談現場をディーラーで目撃!!」「10年過ぎてすっかり定着した九州のバス乗り放題乗車券「SUNQパス」で九州の元気を再発見する!!」、「乗用車の世界では着実に幅を効かせてきたEV。バスにも意外と多い「全国の電気バス追跡」」、「一眼、ミラーレス、コンデジ・・・。スマホ、ガラケー何でもOK。プロカメラマンが徹底レクチャーする最強の“撮りバス”講座」、ほかとなっています。どの予告記事も読みたいという興味がわきませんが、どうせ掲載されないので問題ないでしょう。文句ばっかり書いているくらいなら買うなよという意見はごもっとも。こっちもそうしたいところなんですが、代わりになると思っていた『BUS Life』の刊行予定が未だアナウンスされない状況では・・・。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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