下関で見たバス（サンデン交通編その１）

先日急に思い立って、山口県の下関へ出かけました。下関といえば、本州最西の移籍車
導入事業者であるサンデン交通のメインエリアです。

サンデン交通は元々「山陽電気軌道」という名で鉄軌道と路線バスを中心に営業していた
事業者です。現社名は、軌道線の全廃により改称しています。車両は国内４メーカー在
籍しており、子会社のサンデン観光バスには日本初導入となる大宇バスも在籍。

下関でバスを記録出来た時間は短かったですが、２０１１年の新ネタとしてチマチマと更新
していきます。今回は山口２２うナンバーから下関ナンバーへ変更された一般乗合車を並べ
ていきます。

型式・年式等は
「サンデン交通 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル６７号』（２００１），ぽると出版
を参照しました。





















下関２３０あ２７９６．Ｕ－ＵＡ４４０ＬＡＮ（９１年車）。
見ることが出来た古参格はこのあたり。ご当地ナンバーとして「下関」が登場したことに
より、山口ナンバーの既存車両も希望番号を利用して付け替えています。
まずは富士ボディのＵＡエアサス車。当時のサンデン交通は前後扉のエアサス車を標準
採用していました。画像の車両は広告対策で側面真っ白けと、なんとも残念な状態。

下関２３０あ２８８９．Ｕ－ＭＰ６１８Ｍ（９２年車）。
純正ボディと並んで、場所柄西工ボディも導入しています。











下関２３０あ２９８４．Ｕ－ＬＶ２２４Ｍ（９３年車）。
同じく西工ボディのいすゞ車。リヤ側のみで失礼。サンデン交通で西工ボディ乗合車が
コンスタントに導入されたのは画像の９３年車まで。これからしばらくお休みの状況にな
ります。











下関２３０あ２９８６．Ｕ－ＵＡ４６０ＬＡＮ（９３年車）。
こちらは富士ボディのＵＡ。まずはリヤ側。











下関２３０あ２９８７．Ｕ－ＵＡ４６０ＬＡＮ（９３年車）。
同じく富士ボディのＵＡ。画像の車両は下関競艇場の送迎無料バスとして運行していまし
た。記録地点の関係で、リヤ側と正面側両方を記録出来た車両は少なめです。











下関２３０あ３０８８．Ｕ－ＲＭ２１０ＧＡＮ（９５年車）。
下関から宇部までを結ぶ長距離路線の運用に入っていたＲＭ。このあたりから前中扉仕
様に変更された模様。ワンマン運行初期のサンデン交通は前中扉仕様だったことから、
元に戻ったとも言えます。











下関２３０あ３３１５．ＫＣ－ＬＴ２３３Ｊ（９８年車）。
９８年は日野を除く３メーカーの９ｍサイズ大型短尺車をまとまった台数導入。
まずはいすゞＬＴのエアサス車。下関市議会選挙が近いこともあり、この涎掛けを装着し
た車両を多数見かけました。





















下関２３０あ３３１８．ＫＣ－ＭＭ７１９Ｊ改（９８年車）。
こちらは三菱車。観光タイプのＭＭを除くと大型短尺車の販売台数は元々多くありません
が、さらにＫＣ規制のエアサス仕様となるこの型式はかなり珍しいものと推測。











下関２３０あ３３２１．ＫＣ－ＲＰ２５０ＧＡＮ（９８年車）。
そしてＵＤのＲＰ。コーナリングライトを装備しています。











下関２３０あ３３２３．ＫＣ－ＲＰ２５０ＧＡＮ（９８年車）。
標準塗装状態の車両はリヤ側しか記録できなかったという話。











下関２３０あ３３２４．ＫＣ－ＲＰ２５０ＧＡＮ（９８年車）。
せっかくなのでＲＰをもう１台並べておきます。今回左斜め前から記録出来た画像の車両
は、ラッピング車ばかりという結果。