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関東地方も5月に入梅となりましたが、予報によれば雨量は平年並みとのこと。雨が降
ったり止んだりという日が1ヶ月以上続くことになりそうです。被災地の復興に深刻な影
響を与えないよう願うばかりです。
ということで、月末恒例バス雑誌の感想という名の湿っぽさ。奇数月はバスマガこと、
『バスマガジン 47号』です。











今号はやはりこの話題を避けて通れません。「東日本大震災被災地バスの現状レポー
ト」と題し、4月下旬の現地取材と5月上旬までに集めた情報を元にした特集。巻頭カラ
ーページ及び巻中白黒ページの2部構成となっています。掲載写真を見ると、自分は被
災地について分かっていたようなフリをしていただけなんだと思い知らされました。また、
みちのりホールディングス代表取締役へのインタビュー記事もあります。

迂回案内









東日本大震災では千葉県内も大きな被害が出ています。記事にはありませんでしたが、
内陸部の八千代市も結構被害の多かった地域です。市内のいくつかの橋が通行止めと
なっており、現在公共施設循環バス「ぐるっと号」のCコースが迂回運行をしています。

2つ目の特集は「移籍車両の最新トレンド 移籍車両の元事業者判別法Special第2弾」、
34号以来の移籍車特集となります。

397









旭川200か397.
出自判別のおさらい 」も兼ねて、道北バスのバラエティに富んだ移籍車が元事業者毎
に網羅して掲載されています。旭川に丁度出かけたばかりのタイミングで、この特集記事
の内容、小生の行動が読まれているのか←被害妄想。画像は道北バスで活躍する東京
都交通局からの日野移籍車です。

今号で取り上げられている「移籍車両の最新トレンド 」ですが、ワンステップ・ノンステップ
の低床移籍車が増加するなど34号で大胆予測したとおり。まあ予測自体、大胆とはいえ
ない至極当然な内容でしたが。それはさておき、移籍車のトレンドとして挙げられた「各地
の大規模事業者が移籍車両の導入を開始
」と「これまで移籍車両が少なかった事業者
の車両も続々登場
」については、ここ数年の特徴です。

929









群馬200か929.
特集でも紹介されているように、名古屋市交通局の移籍事例が各地で見られるように
なりました。画像は永井運輸に最近登場したMJ移籍車。ウッドな座席など都心ループ
バス時代そのままで活躍しています。記事にはこのほか、那覇バスに登場したスカイ
マーク塗装の名古屋市交通局3扉車の写真や会津バスのクセニッツ移籍車が廃車と
なったなど小生的に知りたかった細かい情報が満載です。ちなみに、今号の移籍車特
集は長らく続いた「移籍車両の元事業者判別法」連載終了の一環でもあるとのこと。
連載の最終回では大阪市交通局の判別法を紹介しています。連載終了は残念ですが、
このあたりが潮時だったのかもしれません。神戸市交通局の判別法もあれば、那覇バ
ス・琉球バス交通に導入された移籍車を間違えなかったのですが。

総力特集第4弾の「さようなら、エアロキング」。KC規制車の3型の現役全車両を紹介し
ています。移籍車も追いかけており、かなり手間がかかった内容です。


バス会社潜入レポートは「大阪市交通局」。経営改善に取り組む近年の施策・再編策等
を紹介しています。

20-1488









局番:20-1488.
気がつけば、在籍車両はこのあたりの標準仕様ノンステップバスばかり。かつて主力だ
った前後扉の車両も数を減らしており、大阪市交通局らしい独自仕様も徐々に少なくな
っているようです。早めに記録しておかないと・・・。

「西日本車体工業歴代バスボディ徹底解説」の5回目はRB・JM~RM中型ボディ、いわ
ゆるスペースランナー顔と呼ばれるタイプを紹介。

6827









社番:6827.
西工ボディ初の全国区ボディ 」というだけあって、横浜市交通局のYループなど関東地
方でも53MCや58MCに比べれば導入事例が見られます。

M40401









社番:M40401.
導入事例が急増したのは、UDの中型ノンステップ車が西日本車体のみで販売された為。
路線バスとして導入が増えた結果、FRPを多用した特徴的なフロントマスクがコスト抑制
の要望によりB型ボディと共通スタイルとなったのは皮肉でもあります。

事業者別この1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は国際興業と名古屋
市交通局の2事業者を掲載。
まずは国際興業から気になった話題をいくつか。7mサイズのエルガミオの独壇場であった
池袋駅西口から江古田二又への「池07」が東口のサンシャインシティまでまさかの延伸。

1001









1001r









社番:1001.PDG-LR234J2(11年車)。
豊島区からの一部経費負担してのテコ入れということで、あわせて新車も投入されてい
ます。この車両が国際興業バスで初の軽油使用の中型ノンステップ車とは意外。

3011









社番:3011.KC-LV832L(99年車)。
新車導入と転属によってキュービックボディは激減。ノンステップ車も一気に代替が進め
られた印象。

続いて名古屋市交通局。桜通線延伸による路線再編・減車など2010年度後半に大きな
動きがありました。

N-331









局番:N-331.KC-UA460LAN(98年車)。
この1年の大きな動きと言えば、やはり3扉一般車の消滅でしょうか。3扉車はCNG車4
両を残すのみとのこと。廃車リストによれば、3扉車や前中扉のツーステップ車に加えて
日野・いすゞの初期ノンステップ車にも一部廃車が出ています。

NH-292









局番:NH-292.LKG-KV234N3(11年車)。
ちなみに新車はLKG規制車のブルーリボンⅡとエルガノンステップ車。このボディばかり
です。

路線バス全方位レポートは「埼玉県北部・西部」。

A4-997









社番:A4-997.
西武バスを中心に、東武鉄道直営のバス事業を肩代わりした朝日自動車グループの国
際十王交通・川越観光自動車、そして一般路線からとうとう撤退した秩父鉄道観光バス
など掲載。前号同様、細かく紹介している掲載事業者と「代替輸送を担う新規参入事業
者」として路線リストのみとなっている基準が不明瞭です。確かに武蔵観光は代替輸送
を担う事業者であることは間違いないですが、平成エンタープライズと同様に新規参入
事業者として扱うには失礼すぎです。

東日本大震災特集記事の増ページにより、「今号の気になりバス事業者」「全国バスター
ミナル探訪」「乗降ドアの変遷」などいくつかの連載が休載となっています。

今号は東日本大震災におけるバスの働きなどタイムリーなものから、移籍車記事など幅
広い内容の1冊となっています。いつものように誤字は多いですが、最近では誤字もバス
マガらしさと割り切って読んでいるのが悲しいところ。
次号予告は、「夏休み、エアロキングに乗りに行こう!」「電気バス解説」「来春バス事業
廃止の苫小牧市交通局」と、これまた何でもありな内容。読者投稿ページによれば、9月
発売の次々号は沖縄特集とのこと、小生的にこっちの方が気になって仕方がありません。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車
両一覧を参照したものになります。

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