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新年の挨拶も無いままスタートした拙ブログ。今年の更新は昨年よりも減ると思いますが、ひとつよろしくお願いします。今回はおなじみのバスに関する書籍を買ったら感想めいたものをブログに書くシリーズですが、昨年12月下旬に笠倉出版から刊行された『SAKURA MOOK89 BUS Life Vol.3』を今頃になって更新です。
  
今号の注目ポイントと言えば、車内音源やエンジン音等を収録したCDが特別附録となったこと。他誌との差別化として、いろいろと思いつくもんですな。CDに収録された音源は誌面掲載の内容に連動しているので、面白い試みだと思います。
 
巻頭の「今月の1台」は奈良交通の八木新宮線に登場した新型ブルーリボンのラッピング車を取り上げるとともに、「新型エルガ&ブルーリボン 事業者別車体&車内仕様ガイド」で、新型エルガ・ブルーリボンを2015年内に導入した各事業者の車両仕様を紹介しています。

今号の特集は、「マニアも唸る劇珍バス路線一挙大公開 全国乗りバス大特集」。日本全国のバス路線の中から、最長路線というメジャーなものから、最短路線、狭隘路線、フェリー積載、希少車など様々な切り口の41項目を紹介しています。路線の選定に編集センスが問われますが、そこは長らくバスマガジンを編集してきた実績を感じる力作です。それだけに大十バスの社名誤字がかなり残念ですが、バスマガジンらしさと言えるのかも知れません。

「Pick up the BUS」では2015年9月以降に登場した記念デザイン・新ラッピング・特別デザイン等のバスを紹介。


 
社番:T30808.2015年11月に記録。
画像は誌面に掲載されている京王バス南に登場した特別デザインバス。「運行経路にある旧甲州街道と小仏川に沿って点在している「高尾梅郷」の梅色をイメージした外観が特徴 」で、「車内は明るい木目調やドーム式の白熱灯などで落ち着いた雰囲気 」となっています。

このほか創刊当初のバスマガジンの名物企画、「観光バス定点ウォッチング」の掲載もあります。今号では伊勢神宮の駐車場で撮影した関東~中国・四国地方のバス事業者の貸切車写真がずらりと並んでいます。


バス事業者を詳しく取り上げる「The バス会社」は京都市交通局。前号がジェイアール西日本バスでしたので、近畿地区の事業者が2号続きました。京都市交通局がバス趣味誌で大きく取り上げられたのは、2007年刊行の「バスマガジン 23号」以来でしょうか。この間の大きな動きといえば、やはり2014年3月に実施した「大快革」でしょう。「大快革」は「週末には直行系統、急行系統を大増発 」した大規模ダイヤ改正を中心に、「街を南北に縦断する6本の通りを色で分類した 」ラインカラーを制定するとともに「ラインカラー別方向幕を導入 」、さらに「嵯峨・嵐山エリアへ均一運賃を拡大、京都バスとの連携を強化 」するなど、積極的な利用者増加策となりました。 
 
 

京都200か1534.PJ-KV234N1(07年車)。2015年5月に記録。
「白色」のラインカラーは白川通経由をあらわします。ちなみに系統番号の地色にも意味があり、画像の白地は「整理券による区間制運賃(調整系統) 」採用路線、青地は一般的な均一運賃路線、橙地は循環路線となります。


 
京都200か703.KL-UA272KAM改(04年車)。2015年5月に記録。
ここから小生手持ちの京都市営バスの画像をいくつか並べていきます。まずはUAフルフラットノンステップ車。京都市営バスは純正・西工ボディ問わず、「車体前面に視野拡大窓を設置している車両が多いのも特徴 」です。



京都200か1701.PDG-AA273MAN(07年車)。2015年5月に記録。
こちらは三菱ふそうへのOEM車となるAA。「冷房機は新製配置時の営業所や管理委託先により分け、デンソー製とサーモキング製を並行導入 」しており、画像の車両は梅津営業所配置のデンソー製冷房装備車。この日は土休日運行の「水族館・東山ライン」の運用に入っていました。



京都200か932.KL-HU2PMEE(05年車)。2015年5月に記録。
「洛バス」は「観光系統として05年から運行を開始 」し、3系統を「京都の四季をイメージした」異なるカラーの専用車で運行中です。画像の緑色カラーは「京都駅前から二条城、北野天満宮、金閣寺など市内西部の観光スポットを巡る101系統 」専用車。03年以降に導入した純正ボディの日野ブルーリボンシティノンステップ車は「前面の視野拡大窓の中央寄りにはドアの操作パネルを設置 」した京都市営バス特別仕様となっています。



京都200か2820.LNG-HU8JMGP(14年車)。2015年5月に記録。
特注の視野確認窓はさすがにブルーリボンシティハイブリッドに採用されず。ブルーリボンシティハイブリッドは画像のM尺車のほか、短いL尺車も導入しています。



京都200か2991.QKG-LV234L3(15年車)。2015年9月に記録。
掲載の大型車では最新となる15年導入のいすゞLV。例年同様ノンステップ車を長短それぞれ導入しており、こちらは短いL尺ノンステップ車。



京都200か3040.QKG-LV234N3(15年車)。2015年5月に記録。
こちらは長いN尺ノンステップ車。

3029

京都200か3029.QKG-LV234L3(15年車)。2015年3月に記録したものを再掲。
15年は08年以来久々にL尺ワンステップ車も5台導入。08年導入車同様、全車烏丸営業所配置となっています。



京都22か6235.KC-HU2MLCA(95年車)。2015年5月に記録。
自動車NOx・PM法の対策地域外ということもあり、かつての京都市営バスの主力だった前後扉仕様のツーステップ車も在籍しています。京都市営バスは「車両更新費用の削減の観点から車両の使用期間は従来の14年から18年に延長 」していますが、現在最古参の95年車は20年使用中。本文にもあるように、「最後の活躍 」をしています。まずは純正ボディの日野HU。



京都22か6243.KC-HU2MLCA(95年車)。2015年5月に記録。
純正ボディと並行して西工ボディも導入。現在在籍する西工58MCはリフト車を除き「視野確認窓を2枚設置 」しています。

 


京都22か6275.KC-MP617K(95年車)。2015年5月に記録。
同じく西工58MCですが、こちらは三菱ふそうMPツーステップ車。「以前は市バスにも呉羽ボディ、三菱ボディの初代エアロスターが在籍していたが除籍され、三菱のツーステップバスは西工車のこのグループのみ 」となっています。



京都22か6516.KC-MP717K改(97年車)。2015年9月に記録。
リヤ側からの画像のみですが、こちらは西工96MCのリフト付ワンステップ車。リフトは前扉部に装備しています。



京都22か6260.KC-LV280L(95年車)。2015年5月に記録。
最後に純正キュービックボディのいすゞLV。ツーステップ車はこのほか西工ボディのUD車も在籍しているようですが、残念ながら手持ち画像はありません。



京都200か151.KK-LR233J1改(00年車)。2015年3月に記録。
路線環境にあわせ、中型車や小型車も在籍しています。画像はいすゞLRノンステップ車。



京都22か6507.KC-LV781R1(97年車)。2015年9月に記録。
京都市営バスでは2012年3月まで定期観光バスを運行していました。97年に導入した純正ボディのいすゞガーラは「定期観光バス撤退後も4台が継続使用 」されています。「現在はスクールバスと土休日に京都駅前と京都水族館を結ぶ「水族館シャトル」を中心に使用 」しているとのことで、画像は平日朝のスクールバス運用に入っているところを記録したものです。

 
「注目事業者の1年を追う」は「西鉄バス」を取り上げ、2015年1~11月までの動きと新車リスト・廃車リストを掲載しています。2015年導入車の手持ち画像がありませんでしたので、ここでは廃車となった車両から1台。



社番:3270.2014年2月に記録したものを再掲。
画像のムーンライトカラーの西工SDは2015年3月に廃車。かつての夜行バス塗装といえるムーンライトカラーもどれだけ残っているのか気になるところです。

連載企画ではこのほか、「移籍バス アーカイブノート」は京浜急行バスグループ編、「バス用語辞典」は「乗りバス編」、「一時代前のバスグラフィックス」は1982年に撮影時点で関東自動車最古参格の1960年代製造車両、「バスコレ改造工作法」、「ようこそバスガイドさん」を掲載。また日本バス友の会のバス資料室に保管しているアルバム写真の一部を紹介した「写真で見る昭和バス紀行」と題した新連載もスタートしています。

『BUS Life』はバスマガジンの旧スタッフ陣による編集のため、何度も書いていますが記事の内容はかつてのバスマガジンそのものです。誌面は現在のパブ記事まみれのバスマガジンに無い、「バスが好き」を感じさせます。表紙にある「初心者から濃厚なマニア向けまで乗りバス情報・最新情報満載 」に偽り無しです。なんだか『BUS Life』のステマのようになってしまいましたが、それもこれも最近のバスマガジンの酷さが目立つためでもあります。次号予告はありませんが、昨年末からバスが関連する事故が相次いでおり、そのあたりに関しての考察記事も掲載されると推測します。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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